口から出血 / bleeding

2022年04月03日 (日)

他の動物病院から電話がかかってきました

 

ウサギが口から出血して止まりません

手に負えないので、そちらで処置をお願いします

 

ドキドキしながらお待ちすると、オーナーの服は血だらけでした

 

ボトボト落ちる血が口の周りについて、暴れます

 

30~40cmから落として出血

 

 

口内の確認で、頬から出血箇所確認

 

 

おそらく、歯で頬をかんだ模様

 

しかし、頬のは血餅になって止血しています

 

暴れるので、ガス麻酔をかけてゆっくり、丁寧に口腔確認

 

すると、いまだに出血箇所発見

 

 

口唇からボトボト出ています

 

前歯(切歯)で切った模様

 

硬口蓋にも傷があり、3か所からの出血とみられます

 

診断:落下による口腔と口唇裂傷

 

この裂傷からの出血を止めて、

 

 

 

顔を拭きました

 

 

このウサギさん、フレミッシュ ジャイアント種の大型ウサギ(肉用種)

 

 

出血量もそれに見合った量が出ていましたyo

 

 

 

 

処置後、すぐに麻酔から覚めてお帰りになりました

 

数日は大人しくしてね

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

bleeding from mouth cavity because of fall accident

research it under anesthesia.

there was a lot of bleeding from the lips.

猫に内視鏡 / feline endoscope

2022年04月02日 (土)

内視鏡の検査デモです

 

細内視鏡と太内視鏡の2本あります

 

太いほうは口からの胃や十二指腸(小腸の一部)検査、肛門からの直腸や結腸、盲腸(=大腸)検査に使用します

 

細いほうは小型犬や猫の腸に使用しますが、他の主な使用法は鼻咽頭へ使用します

 

 

 

This photo is taken by AllWinner’s v3-sdv

 

のどちんこの裏から鼻の中を覗きます

上記の写真は、鼻腔が二つに分かれていますね

 

この鼻粘膜に腫瘍ができやすいので、これを使って生検し病理検査に提出し診断します

 

CT検査でも鼻腔内腫瘍の検査ができます

しかし、CT検査でも最終的な診断は内視鏡同様、生検が必要になります

 

 

ここで内視鏡の適用疾患

 

①盗食で吐かすことができないもの(針、骨など鋭利なもの他)を摘出

⇒必ず摘出可能とはいきませんので、手術も考えつつ内視鏡処置

 

②嘔吐や下痢が止まなず、痩せてくる場合は腸疾患の疑い

⇒胃や十二指腸、大腸の生検、病理検査で診断

 

③鼻腔内腫瘍の生検、病理検査

 

 

ただし、必ず全身麻酔をかけなければ、この内視鏡検査はできません

特に②や③では全身状態が悪ければ、検査をしません

 

 

 

なかなか人と同じようにはできないのが、難しい

しかし、腸疾患の確定診断にはとても良い検査なのです

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

new machine in Oak, endoscope

the stmach and duodenum, large intestine examination with that device

especially nasal cavity, too

 

 

 

 

カメレオンの火傷 / chameleon burns

2022年04月01日 (金)

皮膚が変色してきたとのことでお越しでした

 

やや黄土色でしたが、食欲元気はあり

 

脱皮?

 

痛みや痒みもないということで、自宅で要観察と診断しました

 

 

 

数日後、その部分が

 

 

黒変とその周辺は黄土色

 

 

紫外線や保温ライトに近寄ってませんか?

 

そういえば・・・

 

暫定診断:ライトによる火傷

 

 

 

 

このまま自己治癒を待つことになりました

 

もちろん、ライトの対策もお願いしましたyo

 

 

 

 

体に良いライトも、危険がありますね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

this case looks painful.

but no pain

that was the best.

 

 

 

 

猫の頻回嘔吐 /feline vomiting many times

2022年03月31日 (木)

気性が荒い猫の嘔吐です

 

なかなか診察(触れせてくれません)が厳しい

 

しかし、頻回の嘔吐を繰り返し

 

よく異物(輪ゴム、布など)食べては吐き出したり、便から出たりの経験者とのこと

 

腸閉塞の可能性が高い

 

超音波検査でも、その疑いが高い(沈静をかけての検査です)

 

 

即、手術実施

 

 

 

開腹直後にすぐ判明

 

 

 

小腸の色が紫に変化して、ガスが充満腸です

 

切開して、

 

 

 

布の切れ端摘出

 

完全な小腸閉塞でした

 

 

その小腸を縫合して、腹腔内洗浄

 

閉腹し、終了

 

 

 

 

オーナさんに、現物を確認してもらいました

 

裾だ

かなり前にかじってた

 

術後2日目にバリウム通過試験を実施

縫合部位の漏出なしを確認

 

術後3日目に無事退院

 

 

 

今回は発見が早く、手術で処置できました

 

しかし、腸閉塞は死ぬ病気ですyo

 

 

異物を食べる動物は、何度でも食べます

 

ご注意くださいね

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

intestinal obstruction by a hem cloth

moreover, vicious cat

oh my goodness!

 

 

 

 

前肢骨折のその後 / after the bone surgery

2022年03月30日 (水)

2021年末骨折手術のその後です

 

あれから月一度、レントゲン検査でお越しでした

 

 

 

 

 

その2.5か月後、

 

 

 

癒合OKの為、1枚だけプレートを外します

再骨折予防のためみ、プレートは1枚残します

 

 

 

これで今回の骨折は完治

 

もう骨折しないように注意して生活をお願いしますyo

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.5 months after the bone fracture surgery

treatment was finished.

it was good!

 

 

 

 

 

肉球の腫瘍 ② / pad tumor 2

2022年03月29日 (火)

手術です

 

 

歯石除去後

前立腺腫の治療は去勢手術

皮膚腫瘤は切除手術

本命の肉球です

 

切除はいいが、縫合部位が保てるか否か

 

 

 

腫瘍の基部を切り抜いて、

 

 

その奥に取り残しがないように確認し、縫合

 

 

うまく切除できました

 

よく使用する部位なので、長めに術後14日後の抜糸をお願いしました

 

そして、病理検査

 

ウエルシュコーギー14Y ♂
肉球:血管腫 hemangioma
皮膚:皮膚付属器母斑(過誤腫)adnexal nevus(hamartoma)
 肉球の組織では境界明瞭な腫瘍が形成されています。腫瘍は複数の大小不同を示す不整な血管増殖から成り立っています。個々の血管内面を内張りする内細胞は均一な形態を示しています。血管腔内には複数の血栓が認められます。皮膚腫瘤では乳頭状に隆起する病変が形成されています。病変部では、真皮において膠原線維の増生が起こっており、拡張した汗腺や毛包、皮脂腺が不規則に配列しています。
 肉球の腫瘤は、血管内皮由来の良性腫瘍と診断されます。マージン部に正常な組織はほとんど含まれておらず、最小限のマージンでの切除となっています。悪性所見は認められず、今回の切除により予後は良好である可能性が高いと考えられますが、念のため、局所の状態について経過観察をお勧めします。
 皮膚腫瘤は、一種の組織奇形と考えられる母斑と判断されます。非腫瘍性の病変であり、摘出状態は良好で、今回の摘出により予後は良好です。

ということは、すべてが良性の腫瘍です

 

 

 

14歳の高齢コーギー君、幸運でしたね

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

all surgeries were finished.

and all tumors were benign.

all rights !!

 

 

 

 

肉球の腫瘍 / pad tumor

2022年03月28日 (月)

14歳のコーギー君

 

左前肢

 

 

肉球の腫瘍で1年半くらい、びっこだそうです

 

かかりつけ医に相談していましたが、飲む薬や軟膏で様子を見ましょうとのこと

 

それからとても大きくなって、歩行が痛そうになって当院へ

 

なかなかな、問題だ

 

まずは、血液検査や尿検査、レントゲン検査、心電図検査を実施

 

診断結果:初期腎不全、前立腺肥大症、皮膚腫瘤、歯石

 

それらをすべて、今回の手術での依頼です

 

 

横からの肉球腫瘍

 

 

 

他院では、14歳の高齢犬の手術は断られますよね

 

 

しかし、こちらでは高齢犬で危険度をお話し後、手術です

歩くのに困難なら、やりましょう

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14 years old dog, corgi

tartar, pad tumor, skin tumor, prostata.

this case is hard, you know

 

 

 

 

がさがさ / research the rivers

2022年03月27日 (日)

ガサガサに行きました

 

3月初旬の、まだ寒いのに

 

行ってみると、心躍るのが不思議です

 

 

約5㎝のドンコとヤゴをゲット

 

あとはメダカとヤゴとスジエビばかり

 

しかし、

 

 

カワゲラ、オオヤマカワゲラの幼虫ゲット

 

いわゆるザザムシの一種です

 

ところ変われば食用ですyo

 

 

4月にはどんなのが捕れるかな

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

went to the river for fishes and insects

so, caught the many various creatures.

fun!

 

 

 

 

 

イタリアングレーハウンドの骨折 / itarian greyhound bone fracture

2022年03月26日 (土)

約11年前に前肢を骨折したワンちゃんです

 

時間差で左右に骨折ですが、左右ともプレートを入れて治癒

 

 

教科書通り、プレートを2枚入れ、

治癒したら1枚だけ抜いていきました

 

1枚残す理由は再骨折の危険の為、1枚だけ残すというのが通例

 

そして10年後に、このようになって来院

 

 

1枚残したプレートによって、薄い皮膚から露出してきました

 

肉芽組織で治癒を試みますが、うまくいきません

 

 

高齢ですが、全身麻酔をかけてプレートを抜く手術実施

 

これで左右ともプレートなしの前肢となりました

 

長年のスクリュー穴が不気味なので、1か月は安静な行動をお願いしましたyo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

plate surgery after about 10 years

exposed from the skin.

oh my goodness !

 

 

 

 

ヘラクレス幼虫の確認 / hercules larva check

2022年03月25日 (金)

もう4匹います

 

1齢幼虫後の確認を行います

 

 

10倍の重さに

 

 

順調!

 

 

この重さは♂かな?

 

4匹目は・・・星になったようで姿がありませんでした

 

 

また3か月後の土替えに確認だ

 

 

成虫になるのは2023年です

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3 out of 4 survivors larva

soil change every 3 month

survive !