交通事故 その1

2013年06月22日 (土)

 外に行くと危険がいっぱいです。特に外出自由な猫は多いようです。

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 タイヤとアスファルトに挟まれて、手袋や靴下を脱ぐように皮膚が取れています。片後肢は腐ってしまい断脚しました。

 交通事故は脳挫傷、肺打撲による出血からの呼吸困難、内臓打撲、尿管、膀胱破裂など、外観から判断できないことの検査を行います。

 これからが本当の闘いです。

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避妊手術をしなかった・・・乳腺腫瘍

2013年06月17日 (月)

  11歳M.ダックスが乳腺腫瘍で手術です。

予防には早めの避妊手術しかありません。

DSC04719アップの写真

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ダニの猛威

2013年06月17日 (月)

 ダニに咬まれる事で感染する病気があります。ライム病や、野兎病、ダニ熱、最近、報道で耳にするSFTSなど、恐ろしい病気ばかりです。特に人にも感染しますので、外に行く犬や猫は必ずノミとダニの駆除や予防をしっかりしてください。

 “家のにはいないよ” とか“外に行かないからいないよ”、 “散歩は草には行かせないから” というお答が非常に多いです。

 ノミやダニを探そうと思って体を触る飼主さん、いますか?ノミやダニを見て、触ったことありますか?ノミやダニについての無知が恐ろしいです。ダニは無理にとったらダニの唾液が体内に入って、おおごとなります。

 駆除、予防にはスポットタイプと飲む薬があります。ぜひ予防を。

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ダニの寄生と、専用のピンセットでの採取

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去勢手術の長所

2013年06月15日 (土)

 メスの避妊手術同様に去勢手術は長所が大きいです。

 オスは、メスの発情のニオイで発情します。交尾したいのにできないそのうっ憤が、次から次へとメスのニオイで気が狂いそう(凶暴に)になります。まずその“精神的な安定”、という長所、前立腺腫による頻尿、便秘、後肢の痛みの予防、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫、睾丸ガンの予防など多岐にわたります。

 これらの病気が出るのは老齢になってからですので治療することが危険なこともあります。詳細はHPの目で見る病気を参照してください。

 繁殖しなのであればよくお考えください。

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避妊手術のメリット

2013年06月11日 (火)

 避妊手術は繁殖させないから、という理由が多いですがそれ以上の長所があります

1 発情がないので常に穏やかである(発情中の精神的な不安がない)

2 乳がん、卵巣、子宮腫瘍の予防

3 子宮内膜炎、子宮蓄膿症予防

 上記の病気にかかるのはかなり高齢になってからです。しかし、高齢だと手術ができないこともあります。若いうちに(できれば発情前に)飼主さんがきちんと将来設計を見据えて、手術をお考えください。

DSC04699手術直前のR.レトリバー7ヶ月

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蚊アレルギーとノミアレルギー

2013年06月08日 (土)

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 蚊は耳や鼻の毛の薄い箇所を狙って襲ってきます。

 ノミは所構わず襲ってきます。 ノミの姿がなくてもノミの唾液が1滴でも体に入るとアレルギーをおこすことがあります。ノミアレルギーの特徴は尾の根元が脱毛します。また、多数のノミに襲われると貧血で命を落とすこともあります。

ノミアレルギー

 病院ではノミやダニ予防に、首筋に垂らす液体タイプと飲む薬があります(蚊も忌避するかもしれません)。市販のスポットタイプや首輪は効果が弱弱しいためお勧めできません。

お腹の中のこう丸

2013年06月01日 (土)

 去勢手術とはオスの睾丸を摘出する手術の事です。メリットが大きいので当院ではお勧めしております(他院でもそうなはずですが)。 しかし、睾丸が生まれつきないことがあります。

これを陰睾といいます。

 睾丸は産まれてきたときにはお腹の中にあり、徐々に陰のうめがけて降りてきますが、中には途中で降りるのを止めたり、全く降りてこない場合があります。このまま大人になるとその睾丸がガンになることがわかっています。精子は作られませんが、男性ホルモンは作っています。また、片側だけの陰睾ならば繁殖できますが、陰睾の遺伝が受け継がれていきます。そのほかにもいろいろな深刻な病気を老犬になって出てきます。

くわしくはHPの” 目で見る病気” もご覧下さい。

写真:Mダックス5歳 陰のう内には睾丸がないが、おなかの中で発見DSC04681DSC04682

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