内視鏡検査:二重造影

2016年10月07日 (金)

 

つづきまして、同じワンちゃんに、麻酔が効いてる間に胃の二重造影です

 

 

バリウムと空気を入れて胃と十二指腸の輪郭と通過を見ます

横向き撮影と

 

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縦向き撮影

 

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怪しい部分が出てきました

 

5分後、

 

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主に矢印部分が膨らんでいない

 

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この周辺が内視鏡と合致

何かが押しこんで造影できていない、胃が丸く膨らんでいない

内視鏡が届かない箇所にもありそうだ

 

胃の二重造影の長所

内視鏡の病変部分をこの造影で、   ”胃の、どの部分にあるか” を確認できる

⇒つまり、オーナーにもわかりやすい、納得しやすい

もしも手術になったら、すぐそこに到達可能

 

 

病変は胃の幽門部~十二指腸に多いようですので、その周辺を詳細に検査していきます

 

 

あとはこの様々な検査の結果を病理組織検査の先生に報告し、生検の結果を待つのみ

ここでも病理組織検査と言う  検査” が必要になってますよね

 

 

 

From           Oq

 

 

今回の全行程所要時間

胃十二指腸検査:30分

盲腸、結腸、直腸検査:10分

胃十二指腸二重造影検査:20分

 

今回はスムーズに終了しました