顔面強打

2016年10月06日 (木)

したかもしれない、と言う主訴

現場は見ていない

どこからか落ちて打ったのかも?

 

 

なぜそう思ったのか

なぜ強打したと・・・?

4歳のまだ若い家猫が

 

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向かって左側(猫の右側)上の犬歯が、明後日の方向を向いてる

顔面強打・・・・・?

よく見ますと、

 

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歯根部分に歯石・・・歯周病ですな

 

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歯石もがっちり付いてます

 

歯の本数が少ないですね

すでに何十本が自然に抜け落ちています

歯の弱い家系でしょうね

 

麻酔後、歯石除去と抜歯しました

 

 

 

顔面強打ではなく、歯周病で歯が取れそうでした

 

 

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内視鏡検査:生検

2016年10月05日 (水)

先程の幽門洞~十二指腸のしこりを生検です

 

胃腺癌外観(モザイク)

 

画像は正面に持ってきて、

 

生検1(モザイク)

 

生検です

 

生検2(モザイク)

 

複数回の生検です

 

生検3(モザイク)

 

届かなければ生検鉗子を伸ばして、こそぎ取ります

 

とにかく、何度も生検することが検査の精度を上げるのです

 

 

 

 

 

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皮膚がかゆい

2016年10月04日 (火)

よくある主訴です

簡単そうですが、なかなか難しい皮膚の病気です

かゆい病気は五万とありそう (実際に数えたことはありません)

 

とりあえず最初の検査は、皮膚掻爬検査・・・

 

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木星じゃないですよ

 

毛の周りに小さな粒粒がついてますね

 

カビの胞子です

 

つまりこのかゆい病気は、

 

真菌症

 

わかりやすく言い換えますと、水虫

 

人に感染する病気

 

投薬と薬用シャンプーの処方です

 

しっかり人と動物ともに清潔にしましょう

 

 

 

 

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内視鏡検査:実践

2016年10月03日 (月)

1~2ヶ月前から 4~5回/日 吐く、食欲不振の13歳のM.ダックス君が来院デス

最初は胃薬の処方でしたが、体重減少と黒色タール便のため内視鏡検査を実施しました

 

 

血液検査では異常なし

尿検査では異常なし

レントゲン検査では異常なし

超音波検査では胃にしこりが認められました

 

 

早速、例の内視鏡検査です

 

食道を通過して、

胃底部(モザイク)

 

胃の内部へ

そして、

 

十二指腸(モザイク)

 

幽門(胃の出口)から十二指腸内へ・・・これがしこりの正体か?

そして、

噴門(胃の入り口)チェック

 

噴門(モザイク)

 

黒いのが内視鏡です

反転して自分自身を見ています

 

 

 

内視鏡の長所

腸の粘膜を観察でき、生検できる⇒確定診断に繋がる

 

内視鏡の短所

全身麻酔が必須

腸の粘膜(内層)しか観察できない

⇒つまり、腸壁の中間層や外層は検査不可能

⇒つまり、腸管に関しての検査は内視鏡超音波レントゲンと一緒に実施することで、より精度が高くなる

 

 

 

どんな検査でも単一の検査では全てがわからない、ということです

血液検査だけでもダメだし、糞便検査だけもダメ

組み合わせがとても大切なのです

 

 

 

 

 

 

診断は、そこが難しいところでもあります

何と何を組み合わせて検査すればよいのか・・・・・

何度も何度も検査します

 

何卒、ご協力をお願い致します

 

 

 

 

 

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内視鏡検査~検査機器の紹介から実際の動画まで

2016年10月02日 (日)

オークどうぶつ病院けやきの副院長の前谷です。

内視鏡の機械は、昔からありますが、2年前くらいに新しい内視鏡に変わりました。

オークどうぶつ病院としては、3代目の内視鏡です。

新しくなる度に画質がきれいになり、技術の進歩を感じます。

内視鏡中

 

内視鏡検査の適応とは

内視鏡検査は、なかなか治療をしても治らない「下痢」や「嘔吐」の原因診断として用います。

症例画像

そこに慢性炎症があるのか、はたまた腫瘍ができているのか・・・。

肉眼的に異常がないように見えても、必ず組織は取って病理検査に提出するようにしています。

犬猫では、肉眼所見のみでの診断は不可能と言われています。

 

もう一つの適応としては、何かを飲み込んでしまった場合の異物を取るために用います。

異物症例画像

実際のところ、こちらのケースの方が使用頻度が高いわけですが、内視鏡では取り出せない異物もあります。

大きくて胃から引っ張り出せないものもあれば、胃から流れたヒモなども無理に引っ張ってはいけません。

 

内視鏡の機械ってどんなの?

ちょっとマニアックなお話になります。

ここを頑張って読んだら、最後に内視鏡を実際に使ってる動画がありますので、ぜひ見てみてください。

 

内視鏡は、長さが1メートル40センチのしなやかなチューブを口から入れていきます。

手元のレバーで上下右左に操作しながら、曲がりくねった腸内を進んで行きます。

 

先端の構造はこうです。

内視鏡先端詳細

写真のように、腸内を照らす光源と、カメラのレンズ、そして水を出したり吸ったりするノズルもあります。

大きな穴は、そこから内視鏡用の鉗子を出して、異物をつかんだり、組織を生検したりするための穴です。

 

生検鉗子シリーズ’

異物をつかむ鉗子です。大きいものから小さいもの。ワイヤーで挟み込むバスケット鉗子などがあります。

 

組織生検シリーズ’

生検に使う生検鉗子です。

アイスクリームのカップのような先端で、胃や腸の粘膜を挟んでつかみ取ります。

取った組織は、ろ紙に載せてホルマリンで固定して病理検査に提出します。

 

 実際に使用した症例の動画

 

実際に内視鏡を使用した症例の動画を集めました。

今回用いたのは異物を摘出したケースばかりですが、慢性の下痢や嘔吐の診断においても大活躍しております。

 

※内視鏡には適応症例があります。基本的には、手術時間に予約制で行っておりますので、急に内視鏡をご希望されて来院されても難しい場合があります。ご了承ください。

外出

2016年10月01日 (土)

 

さ~、病院、病院 ♡

 

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んっ?

 

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かめ福、見よっかな~

 

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どれどれ、

 

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おらんねー

 

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おっ、ケージがあるじゃん

 

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おー、

 

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かめ福とアイアン

 

 

共々よろしくお願いします

 

 

 

 

 

 

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