食べちゃだめ🙅~キシリトール~

2019年12月24日 (火)

✿お知らせ✿
①年末年始の休診日は12/30〜1/3です。
②2020年1月より診療時間が変更になります。
詳しくは→コチラ←からご確認ください。


こんにちは(^O^)
動物看護師の深町です。
やっと冬らしく寒くなってきましたね☃

\風邪を引かないように気をつけようね!/

りんちゃんサンタ可愛いですね♡
明日の朝にはプレゼントを置いててくれるかな~?🎁

それでは食べちゃだめシリーズ第3弾です!

目次
・チョコレート🐶(🐱)
ネギ類🐶🐱
キシリトール🐶 ←今回はコレ!
ブドウ🐶
ユリ🐱
物理的に消化器に影響を与えるもの🐶🐱

◎キシリトール◎

歯磨き粉、ガム、飴、タブレット、チョコレートなど…
お菓子などで砂糖がわりに甘味料としてキシリトールが使われることもあるので注意が必要です。

対象動物:

原因物質:キシリトール
犬はキシリトールが体内に入ると大量にインスリン放出され低血糖になり各症状が出ます。
人ではこのような反応は起こりません。

症状:キシリトール摂取後30~60分で低血糖になる事が多いです。
低血糖は摂取12時間後まで起こる可能性があります。
初期症状→低血糖による嘔吐、傾眠、運動失調
その後の症状→低血糖状態が続くと虚脱や発作が起こります。
大量摂取した場合→接種後9~72時間以内に肝不全や血液凝固異常が起こることがあります。
最悪の場合死にいたることもあります。

低血糖はキシリトール0.1g/kgで引き起こされ、急性肝不全はキシリトール0.5g/kg以上で生じる可能性があります。

キシリトールガムを例にしてみると
キシリトールガムの製品によってまちまちだが大体の1粒のキシリトール含有量は0.3g~1.3gです。
体が小さい犬ではたった1粒のキシリトールガムでも低血糖や急性肝不全を引き起こしてしまうので大変危険であることがわかります。

食べた疑いがある場合はできるだけ早く病院を受診しましょう。
受診時はパッケージ等キシリトール含有量がわかる物があると良いです。

\糖尿病の人向けの甘味料としても使われてるみたいだからパッケージを要チェックだね!/