ウサギの血尿 / rabbit hematuria

2022年01月22日 (土)

毎月この症状のウサギがお越しですyo

 

共通なことは♀であるということです

 

本当の血尿なら膀胱炎

膀胱炎の症状は動物に限らず頻尿が必須

 

ですがお越しの♀ウサギは、いつもその症状がありません

その血尿の正体は、子宮からの悪露様物だからなのです

 

 

 

この症状ではレントゲン検査して確認し、手術をお勧めしています

 

 

今回は5歳のウサギ、うめちゃん

 

 

1年前から子宮のレントゲン検査は、拡大を確認

上記の症状を注意し、手術をお勧めしてましたyo

 

ですので即決手術の決断でした

翌日手術実施し、無事退院していきました

 

もちろん病理検査を行います

 

 

ウサギネザーランドドワーフ 5Y ♀
子宮:子宮腺癌 uterine adenocarcinoma
子宮では両側の子宮角から子宮体にかけて、子宮内膜~筋層に境界不明瞭な腫瘍性の病変が形成されています。腫瘍は子宮内膜の不整な管状の増殖から成り立っています。腫瘍細胞は軽度から中程度の異型性を示し、分裂像はほとんど認められませんが筋層に浸潤しています。左右の卵巣では少数の卵胞の形成が認められます。
子宮では、両側の子宮角から子宮体にかけて、子宮内膜腺由来の悪性腫瘍が形成されています。この腫瘍はウサギでは好発し、加齢とともにその発生率が増加します。腫瘍は一部で筋層に浸潤していますが、マージン部や脈管内、漿膜面に腫瘍性の病変は認められません。摘出状態は良好で、今回の切除により予後は良好である可能性が高いと考えられますが、念のため経過観察をお勧めします 両側の卵巣には著変は認められません。

 

 

 

 

要約

悪性の子宮ガンでしたが、摘出後は大丈夫でしょう

しかし、悪性なので今後は定期検診しましょう

 

 

 

 

 

 

 

ウサギの血尿様症状は気を付けましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

rabbit hematuria is not hematuria.

it is often the contents of uterus.

it is dangerous symptoms.