1.手術の予約
手術は完全予約制で行っております。空きがあれば、土日や祝日でも手術は可能です。
お電話で予約していただくか、あるいは一度ご来院の上、予約を入れていただきますようお願いします。
予約なしで当日ご来院いただいても、お引き受けできませんのでご了承下さい。
2.手術前日から当日の流れについて
犬猫の手術は全身麻酔で行います。麻酔がかかった状態で吐いてしまうと、吐いた物を誤嚥してしまい大変危険ですので、手術前日の夜から絶食して、胃の中を空っぽにしておく必要があります。夜の食事は遅くとも20:00までに済ませていただいて、夜中~朝はフードやおやつを食べさせないようにお願いします。
お水は朝までは飲ませていただいて結構です。朝起きましたら、お水を下げていただくようお願いします。
手術当日は、午前中の診察受付時間にご来院下さい。術前の血液検査などがありますので、可能であればなるべく早い時間にお越し下さい。ご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。
3.術前検査について
手術当日の午前中に、全身麻酔をかける上で大きな問題ないかどうか、健康状態を把握するための血液検査を行っております。若い犬猫では基本的な項目を調べますが、高齢の場合は血液検査の項目を追加したり、あるいは心臓機能を調べるためにレントゲン検査や超音波検査、心電図検査などを実施することがあります。その場合、追加料金がかかりますのでご了承下さい。
血液検査の結果、異常が見つかった場合、手術前にご連絡させていただき手術を延期する場合もございますのでご注意下さい。
4.全身麻酔について
当院の全身麻酔には、安全性の高いガス麻酔を使用しております。注射の麻酔薬は、麻酔薬が体で代謝をされて排泄されるまで麻酔から覚めませんが、ガスの麻酔は肺から取り込まれるため、麻酔を切ると数分で覚める安全性がとても高い麻酔法です。
気管挿管(気管内にチューブを入れる)を行い、 ガスの麻酔と酸素ガスを混ぜて肺に送ります。気管挿管を行うことで、ガス麻酔が漏れなく確実に肺に届きますし、万が一呼吸が止まった場合は人工呼吸器で呼吸を管理することもできますので、麻酔中の動物の安全面が格段にアップします。
麻酔中には、心電図や血圧、体温、麻酔ガス濃度、酸素・二酸化炭素のガス交換がうまく行えているか…などもモニターで確認しながら行いますので、万が一のことが起こらないように万全の体制で行っております。
全身麻酔のリスクについて
全身麻酔は万全の体制で行ってはいますが、決して100%安全だとは言いきれません。
人間の手術の場合、手術中に起きた事故による死亡率は1万人に6~7人と報告されています。(日本麻酔学会による統計)動物においても、以前は1000頭に1頭と言われた時代がありましたが、近年の獣医学の発展、麻酔技術の向上により、その発生率は低下してきていると考えられています。
予期せぬ事態が起きないように、術前の検査、動物の取扱い、麻酔中のモニターを徹底して行っておりますし、万が一の際には即座に対応できるように緊急薬の準備などもして、1頭1頭細心の注意で取り組んでおりますのでご安心ください。
5.手術後の入院について
手術後は安静が必要となります。院内では入院ケージの中で手術後の動物をお預かりしております。
食事は院内で与えることも可能ですが、特別な療法食を食べている子、アレルギー用フードを与えてほしいなどのご要望がございましたら、入院泊数分のフードをご持参していただくようお願いしております。
6.手術料金の精算について
手術にかかった料金のご精算は、退院時にお支払いいただいております。
大きな手術の場合などは内金をお預かりしたり、手術後長引く入院の際は、途中で一度精算をお願い致します。(7~10日毎)
分割払いなどは原則として承っておりません。クレジットカード支払いなどをご利用下さい。オークどうぶつ病院およびオークどうぶつ病院けやきでは下記のクレジットカード及び、デビットカードがご利用になれます。