黄疸 / jaundice

食欲元気がない14歳のワンちゃんです

 

体重も落ちていました

 

他病院で今年の夏に歯石除去をした時に、肝臓が悪いと言われたそうです

 

 

触診、聴診、視診し、

 

眼結膜を診ると

 

 

結膜が黄色い

 

口腔粘膜や皮膚も黄色い

 

黄疸です

 

 

 

黄疸には3種類があります

 

①血液が原因の黄疸

②肝臓が原因の黄疸

③胆嚢が原因の黄疸

 

血液検査では②③の黄疸でした

 

レントゲンと超音波検査では肝臓の腫瘍の可能性です

 

肝臓のFNA検査、病理検査実施

 

 

結果

イヌ 雑種 14Y ♀S 肝臓

いずれの塗抹にも、血液成分を背景に肝細胞が集塊状に得られています。一部の細胞は細胞質が空胞化しており、膠原線維と思われる赤い物質も細胞間に観察されますが強い異型性は認められません。また、好中球やマクロファージが散在しており、胆管上皮や表層の中皮と考えられる小型細胞の集塊も認められます。塗抹の1枚には小型の裸核が多数認められ、形質細胞が散見されます。

いずれの塗抹にも肝細胞が得られており、結節や腫瘤が形成されている場合には非腫瘍性の結節性病変(結節性過形成や再生性結節)あるいは肝細胞腫瘍(肝細胞腺腫や肝細胞癌)が鑑別に挙げられます。細胞形態によるこれらの鑑別は困難で、強い細胞異型性は認められませんが、肝細胞は悪性腫瘍化しても顕著な異型性を示さないことが多いです。また、変性した細胞が多数認められますが、リンパ球であったことが疑われ、胆管肝炎やリンパ腫の可能性もありますので、組織学的評価をご検討下さい。

 

要点:肝細胞検査だけでははっきりと診断はできないが、胆管肝炎や腫瘍の可能性あり

 

 

超音波の検査と病理検査からは、胆管癌の可能性がもっとも高いです

 

 

治療は点滴にビタミンBやC、パントテン酸等を強化し投与しました

 

 

 

 

黄疸という症状が出るまでには、時間がかかります

ですので、この症状が出るとシビアな結果になることが多いです

 

 

 

定期的に病院に行って診察を受けましょう

体重の減少や貧血、黄疸は診察を受けるだけでもわかります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

this symptom is jaundice.

it’s bad sympton as a whole.