猫の陰睾が来院しました
この病気は、睾丸が陰嚢内にないという病気です
当院で4件目の転院
睾丸は腹腔内から降りて陰嚢内に収まるのが正常です
ですから、体のどこかに睾丸はあるはず
1件目の病院では、
去勢しなくても、おとなしいから大丈夫ですよ
しかし、発情が来たので更にお願いしても同様な答えで手術はしてくれず
2件目は
経験がないので、他の病院を探してください
と言われたそうですが、病院は紹介をしてくれなかったそうです
3件目は
経験がないので、他の病院を紹介します
で、当院にお越しとなりました
よし、獣医師界の信用にかかわるゾ
絶対成功させねばならぬ
ということで、手術開始
![](https://www.oak-animal.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/657e3a36aa2fc326f9cc188e1654f669-1024x768.jpg)
黒丸は腹筋を開いている
なかなか睾丸は探してもありませんでしたが、
鼠経輪にはまった状態で睾丸を発見
ピンセット先が睾丸です
無事、去勢手術終了
![](https://www.oak-animal.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/P2060009-1024x768.jpg)
正常な睾丸と陰睾
陰睾は必ず左右差があります
異常な睾丸でも男性ホルモンは出ますが精子は作ることができません
これは遺伝的な疾患なので、繁殖してはいけませんyo
また、遺伝疾患なのでほかにも何らかの遺伝疾患を持っていることもあります
今回は心雑音があり、心筋症を持っておりました
これらのこと、諸々3件目の病院にお伝えして無事に退院していきましたyo
![](https://www.oak-animal.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/P2060007-1024x768.jpg)
これから定期的な検診を受けてくれよ!
したっけ
![](https://www.oak-animal.com/wp/wp-content/uploads/2019/01/87d90f1f329cc8fff0c975fddbf4fd21.gif)
feline ridgling surgery
it seems that many hospitals have no experience with this surgery.
big chance for Oak!