追加手術です

暫定診断:膣平滑筋腫
避妊手術していない、中年以降の犬に罹患する疾患
子宮蓄膿症手術後に、この腫瘍切除術

自宅では、この腫瘤は出たり戻ったり繰り返していたそうです
もちろん病理検査です
T・プードル12Y ♀
膣:線維腫 fibroma (膣ポリープ vaginal polyp)
子宮:子宮内膜嚢胞状過形成ならびに子宮腺筋症/cystic endometrial hyperplasia and adenomyosis
卵巣:著変認めず
膣 :結節性の腫瘤が形成され、粘膜下において紡錘形細胞の不規則な束状から花むしろ状の増殖が起こり、豊富な膠原線維が混在しています。個々の細胞の異型性は軽度で、分裂像はほとんど認められません。子宮:びまん性に子宮内膜の嚢胞状から乳頭状の過形成が認められ、嚢胞内には粘液が貯留しています。一部の平滑筋層内には異所性の子宮内膜腺が認められます。
膣の腫瘤は、線維腫(膣ポリープ)と診断され、性ホルモンに依存した非腫瘍性の病変と考えられます。病変の境界は明瞭で、同時に避妊手術も行われていることから、今回の切除により予後は良好と考えられます。
子宮では、びまん性に子宮内膜の過形成が起こり、一部では子宮腺筋症も認められます。子宮蓄膿症の前段階と考えられる病変ですが、検索した組織には炎症や腫瘍性の病変は認められません。
膣は良性、子宮は子宮腺筋症・・・検査をしなければわからない病名です
やはり病気の正体を知ることは重要ですね

したっけ
オークyoutube
Steroid plague dog is vaginal polyp/fibroma.
It is benign.
so nice!!