14歳の脾臓摘出②/a histopathological examination

2020年10月09日 (金)

 

 

検査結果は、

 

14Y ♂C
脾臓:結節性過形成 nodular hyperplasia of spleen
摘出された脾臓では、複数の小型の境界明瞭な結節性の腫瘤が形成されています。病変内では、過形成性の大型のリンパ濾胞が形成されています。濾胞は多様性を示すリンパ球で構成されていますが、一部の濾胞では、小型のリンパ球が主体となっている部位が認められます。これらの細胞の異型性は軽度で、分裂像はほとんど認められません。
検索した脾臓では、小型の複数の濾胞構造が形成されています。結節性過形成の可能性が高いと考えられますが、高分化型のリンパ腫との鑑別が困難となっています。可能であれば、クローナリティー検査の追加をお勧めします。

 

要約すると、

脾臓は良性の結節性のシコリのようだが、念のためリンパ腫の検査をお勧めします

ということでした

 

もちろん念には念を入れて、リンパ腫検査/遺伝子検査をお願いしましたyo

 

 

その結果

 

14Y ♂C
犬リンパ球クロナリティ検査
■クロナリティあり
B細胞性のクロナリティが確認されました。

 

 

 

・・・・・B細胞性のリンパ腫、という診断がつきました

 

 

 

 

オーナーの判断が正しかったのです

手術してよかった、回復してよかった

 

 

またしても、この仔やオーナーから学ばせていただきましたyo

 

やはり日々勉強になり、一症例、一症例が勉強になります

 

 

 

 

 

 

さぁ、リンパ腫対策です

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

histopathological examination is the lymphoma.

this surgery was correct.

and it was the owner’s correct decision.