ウサギの手術依頼 ② / request for rabbit surgery 2

2022年01月14日 (金)

腹腔内を探査していきます

 

 

腹膜と腹筋にも同様なシコリがあります

 

肝臓や脾臓は正常な色と形

 

子宮を確認すると

 

 

癒着で塞がった痕がありました

 

腹水も激しく、一部しこりを採取してすぐに閉腹

 

原発がどこか確定できず

おそらく子宮がんが破裂して、腹腔内に腫瘍が播種された状況です

 

病理組織学的検査では

 

ミニウサギ5Y ♀ 腹腔内腫瘤
悪性上皮性腫瘍 carcinoma 
 腹腔内腫瘤より採取された組織では、上皮性の腫瘍性の病変が形成されています。腫瘍は間質の増生を伴って腺腔状から島状の配列を示し、広範囲に扁平上皮化生を伴っています。腫瘍細胞は豊富な好酸性の細胞質と類円形の核を有しています。各々の腫瘍細胞は中程度から一部顕著な大小不同を示し、分裂像5個/10高倍率視野です。病変内では、広範囲の壊死が起こっています。
 腹腔内腫瘤より採取された組織では、腺腔配列を示す悪性の上皮性腫瘍が形成されています。由来については、子宮腺癌の可能性が高いと考えられます。
 悪性度の高い腫瘍であり、顕著な腹腔内播種が起こっていることから、腹水の貯留や全身状態などについて経過には注意が必要です。

 

 

すぐに手術を終わらせて麻酔から覚め、無事に退院

その後、元気に抜糸にもお越しいただきましたyo

 

 

抗腫瘍のサプリメントと非ステロイドによるBRM(免疫機能)療法を早期開始したおかげなのか、生命力がすごいのか

これからも、しっかりバックアップしていきます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

this was too bad disease.

but sfter surgery, look like good.

please keep in good condition!!