うさぎの皮膚腫瘍 / rabbit skin tumor

2022年01月19日 (水)

他病院からの3rdオピニオンでお越しです

 

①太ももにシコリがあって、即切除手術を勧められた

②針を刺してシコリの検査したら、即手術と言われ、今は処方薬を飲ませている

 

とのことです

 

 

 

一般状態はとても良いが、太もものシコリが大きくなっているそうです

 

体を触って触診すると、太もも以外にも右半身にφ1㎝~シコリが多数ありました

 

診察では悪性な感じがしますが、再度きちんと検査をお勧めしました

 

 

 

FNA検査(注射針でシコリを刺し、スライドガラスで顕微鏡検査)を病理検査に送付です

 

これで診断をして、どのような治療かを話し合います

 

その結果

 

ウサギ ネザーランドドワーフ6Y ♀
皮膚腫瘤 悪性円形細胞腫瘍 Malignant round cell tumor 
 円形の細胞が集塊状や散在性に多数得られています。細胞質は淡明で、やや広く、細胞内や背景には赤紫色の微細顆粒が多量に観察されます。大型の細胞で、細胞や核は軽度〜中程度に大小不同を示しています。核クロマチンは粗造で、核小体が認められます。
 大型の円形細胞が多数得られており、赤紫色の顆粒が認められることから肥満細胞腫の可能性がありますが、ウサギでは肥満細胞腫は稀でありリンパ腫などとの鑑別が必要ですので、バイオプシーによる組織学的評価をご検討下さい。

 

 

やはり悪性の腫瘍でした

 

しかし、その診察三日後くらいに体調を崩してしまい、他病院に駆け込んで点滴後急死したそうです

 

当院では診断しかできませんでしたが、オーナーがお礼にお越しいただいて上記のことが判明しました

 

 

 

ウサギの腫瘍は特に油断できないということを改めて感じました

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

this disease is rabbit skin tuomr.

maybe, malignant tumor

it was explanding to crawl the roots.