という主訴デス
美容でシコリを指摘されての帰りに、お越しです
小さいシコリならまた局所麻酔で切除かな~なんて考えながら診察室へ
・・・・・、痩せてる
乳腺腫瘍?
けっこうな大きさですから、全身麻酔の手術が必要です
19時ごろにお越しでしたので、とりあえずレントゲン検査だけでもと、ご提案し撮影
肺転移、
Vt.T撮影
肝転移疑
手術はせずに、経口投薬はできないということなので抗がん剤:ブレオマイシン投与のみとなりました
縮小することを願うのみです
したっけ
最近食べないとのことでお越しです
16歳でリューマチ様疾患で関節が溶解しています
眼球とまぶたに隙間ができています
脱水がひど過ぎて陥没している証拠です
慢性腎不全も悪化してしまいます
入院がベストですが、16歳となるとそれが良いのか悪いのか・・・
そのうえ脱水が原因で血管も出ず、見えない
オーナーと相談の結果、腹腔内点滴で通うということとなりました
点滴の中には、ビタミンの強化:ビタミンBとC、そしてパントテン酸で腸管運動亢進
もうひと踏ん張れ~
したっけ
診察室前の廊下です
シャンプー前の待ち時間で待機中のレオ君は、
レオ君 待機中
咬むんです
オーナーも〝 注意してくださいね ” の注意喚起⚠
レオ君 睨み中
でもその目力がいいんです
レオ君 ちら見中
しかし、通り過ぎても咬みません
やたらと咬むわけではありませんからね
レオ君 妨害中
しかし、通りにくいんですけども・・・
レオ君 警戒中
咬みつきには来ないので、実はいい奴なんです👌
でも、この耳をしょってる状態は注意です⚠
手を出したらいけません、咬まれますyo
動物全般に言えることですからね~
馬なら咬まれます、蹴られます🐴
牛なら突かれます、蹴られます🐮
猫なら咬まれます、引掻きます🐱
レオ君 プリケツ中
したっけ
I 💘 Reo
俺だぞ~
美容に出したら指摘されたとのことです
表面から漿液が出ていました
犬が気にしてるなら(人も気にしているなら)切除しましょうか?
⇒即決
局所麻酔して💉、
切除します👨🏼⚕️
・・・、15分程度で終了
もちろん、病理組織学的検査に提出しました
オーナー共々元気にお帰りになりましたyo🙋🏻♀️
したっけ
他院から子宮蓄膿症③
2018年12月16日 (日)
病理組織学的検査結果が来ました
イヌ フレンチブルドッグ7Y ♀S
右乳腺:脂肪腫 lipoma
左乳腺:皮膚垂 skin tag
子宮:化膿性子宮内膜炎ならびに子宮腺筋症
suppurative endometritis and adenomyosis
右乳腺部の皮下腫瘤は、良性の脂肪腫と診断されます。腫瘍の境界は明瞭で、摘出状態は良好です。この腫瘍に関しては今回の切除により予後は良好です。
左乳腺の腫瘤は、一種の組織奇形と考えられる病変です。腫瘤はポリープ状を呈しており、明らかな悪性所見は認められません。非腫瘍性の病変であり、今回の切除により予後は良好です。
子宮では、内膜過形成を伴った慢性の化膿性炎症が認められます。子宮内膜の過形成に二次的な細菌感染が起こったために蓄膿に至った病変と考えられます。一部の子宮筋層内には子宮腺筋症も同時に認められます。卵巣には、著変は認められません。
っということは、全て良性🙆🏼
しかし、今は自己免疫疾患様の貧血で病と闘い中デス
まだ、油断できません
したっけ
具合悪そうなヤギ🐐がおるけん、診てくれんねっ、っと夜にお電話です
明日朝一番に行きますよ~
雨上がりの朝、
行ってみますと
必ずいる、お出迎えのヤギ🐐
おまえは元気だな
ん!!?
もうすでに亡くなっておりました
目や口は貧血色だったそうで、ダニ感染症の可能性です
毎回呼ばれると、その体調不全はダニの可能性が高い地域
定期的に駆除予防しましょうと声かけはしておりますが・・・🐐🐐🐐
したっけ
🌈🐐
舐めて次第に大きくなってきて、出血するとのことです
前肢の甲にシコリです
これは舐めやすい場所~
切除したほうが治りが早いのでは・・・とお勧めすると
即決
局所麻酔して、
切除
ついでに喉付近のも取ってもらえますかとのこと
あ~これですね、
切除
もちろん切除したシコリは病理組織学的検査にまわしますyo
シコリの正体を知らねば、今後のことがわかりませんからね
20分程度で終了しました
7日後に抜糸です
したっ・・
・・・抜糸の前に結果が来ましたyo
病理組織診断
イヌ トイ・プードル11Y ♀S
2ヶ所:皮脂腺腫 sebaceous adenoma
検索した2ヶ所の皮膚の腫瘤はいずれも、皮脂腺由来の良性腫瘍です。腫瘍の境界は明瞭で、マージン部には腫瘍細胞は認められません。これらの病変に関しては、今回の摘出により予後は良好と考えられますが、多発傾向について経過観察をお勧めします。
つまり取り残しがなく、良性の腫瘍でした🙆🏻
したっけ
目の下が腫れているとのことで来院です
腫れて目が押し上げられています
触ると痛くはないようです
この部分が腫れている場合は・・・約2つの原因が考えられます
①腫瘍
②頬袋内にフードを詰め込み過ぎて腐敗した
ちょこまか動いてなかなか触れず、抗生剤の試験的投与で要観察としました
それで、腫れが引けば腐敗(感染)の可能性です
したっけ
他院から子宮蓄膿症②
2018年12月11日 (火)
もちろん、培養検査しました
子宮内の膿を培地にぬったのです
1日経過・・・
黒線の所に白いコロニーが生えました
⇒細菌が培養です
これを延ばして、抗生物質のディスクを置いていきます
更に1日経過・・・
効いてる薬と効いてない薬が判明しましたyo
培地が2枚あるのは、好気培養と嫌気培養をしている為です
好気培養:空気(酸素)のあるところで培養
嫌気培養:空気(酸素)のないところで培養
これで判明した抗生物質が、
ホスホマイシン:商品名ホスミシンです
なかなか動物では使わない薬です・・・当院では
薬剤耐性ができたら使用する、最後まで取っておく薬でした
今まで様々な抗生剤を飲んできてたのかな??
今後、病気したら抗生剤に迷うワンちゃんとなりました
したっけ