豚コレラ:人に感染しない
1992年以来(平成4年)、2018年(26年ぶり)発生
2007年(平成19年4月)に清浄化を達成していたんですが・・・
いち早く終息することを願っています
鳥インフルエンザ:人に感染する
1925年以来(大正14年)、2004年(79年ぶり)に発生
以降、毎年のようにでています
口蹄疫:人に感染しない
1909年以来(明治42年)、2000年(91年ぶり)に発生
以後、散発がありましたが清浄国となりました
韓国では今現在発生中⚠
狂犬病:人に感染し死亡する
1958年以来(昭和33年)からありません(つまり61年間発生していない)
日本は清浄国
1970年、2006年にネパール、フィリピンでの咬傷により日本国内で人が亡くなっています
1963年以来(昭和38年)、2013年(50年ぶり)に台湾で発生
韓国では1984年に狂犬病を撲滅したが、予防の徹底をしておらず1993年以来非清浄国
アフリカ豚コレラ:人に感染しない
日本は清浄国
中国では今現在発生中⚠
動物系のニュースにも必ず耳を傾けて知識を入れてくださいね
したっけ
Don’t cry
2019年02月14日 (木)
泣くな!
シャンプーで預けられたくらいで
したっけ
don’t sob
because of waiting for shampoo
15歳のお婆さん犬が食欲不振で来院です
痩せていますので、重症の可能性
高齢ですから慢性腎不全の可能性
しかし、胸水が溜まっていましたので、吸引して細胞診断検査
リンパ腫という院内診断
治療は、L-アスパラギナーゼとステロイドです
数日後、皮下点滴にお越しですが少し食欲が出て呼吸が楽そうとのこと
追加ステロイド処方とL-アスパラギナーゼ注射です
更に数日後、食欲廃絶と起立困難で夜鳴きの痴呆症状が出てきました
また胸水が溜まったか??
レントゲン検査で確認です
胸水は(-)
薬に効果があるリンパ腫なのかな?
、と考えてオーナーとも相談の上、専門の病理細胞検査に送付です
数日後、結果が
⇒
イヌ雑種15Y ♀S
リンパ腫 Lymphoma
核細胞質比が高い円形や類円形の独立細胞が、集塊状に多数認められます。好中球と同サイズや好中球より大型の細胞が主体で、核分裂像が散在しています。円形や不整にくびれた類円形の核を有しており、核クロマチンは粗造で、一部の細胞には核小体が認められます。
リンパ系と考えられる独立円形細胞が多数認められ、中型や大型の細胞が主体であることから、胸腺や胸腔内リンパ節に発生したリンパ腫の腫瘍細胞が遊離していると考えられます。
追加検査を依頼
⇒
イヌ雑種15Y ♀S
犬リンパ球クロナリティ検査
■クロナリティあり
T細胞性のクロナリティが確認されました。
この結果から、なかなか抗がん剤が効かない種類のリンパ腫でした
ですので、高齢を考慮して点滴とステロイド、L-アスパラギナーゼでゆっくり維持していくこととなりました
したっけ
treatment of the great age is hard…..
Dr.M , Good job ! 🙆🏻♂️
2018年3月にリンパ腫(多中心性)の診断をFNA検査で確認しました
この種類のリンパ腫は比較的抗がん剤の反応が良いので、教科書通りの抗がん療法をしていました
寛解しては、またリンパ腫が大きくなっていくこと4~5回
その度に抗がん剤を変更していきます👩🏻⚕️
サイトキサン、プレドニゾロン、ビンクリスチン、ビンブラスチン、L-アスパラキナーゼ、ブレオマイシン、パラディア・・・💉
そして、
アドリアマイシン(ドキソルビシン)👨🔬です
上記の抗ガン剤は経口投与、静脈注射、皮下注射ですがアドリアマイシンは必ず、
静脈点滴でゆっくり入れなければいけません
朝からお預かりして夕方まで点滴しつつ、抗がん剤も点滴で入れつつ治療していきます
今回は小型犬の7歳チワワですので、この薬は5回まで投与予定です
肩のリンパ節が8cmくらいに大きくなって、ムクミと疼痛がありこの薬の効果を期待していきます
最初の抗ガン剤を初めて2月で11カ月となります💊
比較的元気な仔なので今月も元気に乗り越えようぜ💪!!
・・・・・油断すると咬まれますから
したっけ
anti-cancer therapy /chemotherapy is troublesome.
① definitive diagnosis
② dosage
③ side effect
①肺炎の咳
②心臓の咳
③気管の咳
この3つをきちんと診断しなければ治癒しません
何でもかんでも抗生剤投与ではいけませんよ
①と②はクリアー
③のcough test(+)で、レントゲン写真は
呼気のレントゲン写真
吸気のレントゲン写真
診断できましたね、これで👍
診断:胸部気管虚脱
呼気のとき、肺の圧に耐えられなくて肺内の気管軟骨がつぶれています
吸気では、肺が拡張するのに伴って肺内の気管軟骨が膨れています
呼吸や肺内圧に関連して気管が変形する病気です
それが気管虚脱
また、喉元の気管を擦ったら咳をする=cough test(+)なので頸部気管もかなりの炎症があります
WBC=12600
総合診断
①胸部気管虚脱
②頸部気管炎
処方
咳止め:トルブトール
抗炎症剤:ステロイド3回分
減量
①は完治しない病気です、悪化を防ぎましょうね
したっけ
矢印が気管です
it is chest tracheal collapse
be careful about neck region
という主訴で来院の、去勢♂9歳のワンちゃんです
かかりつけが他にあるそうですがこちらにお越しです
・・・・・、ありがとうございます(少々プレッシャーですが)
まずは視診
けっこうな大きさ
痛みはないそうです
お次は触診
近位のリンパ節は正常
結構硬い・・・・・悪そうな感じを受けました
そこで、FNA検査を行います
FNA検査とは・・・fine needle aspirateの略、細い注射針でシコリの細胞を吸引し顕微鏡で検査
FNA検査の結果、腫瘍細胞をかなり採取
そのまま検査センターへ送付し専門獣医師による診断待ちとなりました
早め早めの検査が大切です
その結果によっては手術となります
敵の正体を知ることが治癒の近道
したっけ
結果が来ました
イヌ:9Y ♂C
肛門嚢腺癌 Anal sac adenocarcinoma
核細胞質比が高い小型の上皮細胞が、集塊状に多数得られています。細胞質は淡明で、細胞境界がやや不明瞭です。核の大小不同は軽度で、顕著な異型性は認められません。また、細胞質が泡沫状を呈する円形や類円形のマクロファージも散在しています。
多数の上皮細胞が得られており、細胞形態からは肛門嚢腺癌と考えられます。肛門嚢腺癌は、腸骨下リンパ節などに転移することがあります。
・・・・・、とてもシビアな結果が出ました
fine needle aspirate is important.
tumor,abscess,and so on
their diagnostic procedure
あれから約2ヶ月経ちました
テープギプスを2週間ではずして再診のレントゲン検査です
枝も壁網もしっかり捕まっているという
しっかりくっついています
完治です
以前のレントゲンは、
ブラブラして千切れそうな肢でした
完治
治癒したからいいですが、鳥の骨折はいつもヒヤヒヤします
治らないこともありますから
折らないのが一番大切です
したっけ
i get nervous because bird bone is tiny.
such a bone is broken…..
but this case is good,very gooooood!
14歳の肥満犬、パグ君
最近、咳をするという主訴でお越しです
去年は7kg台でしたが、今回は9kg弱・・・かなりの肥満
さて、咳には3種類あります
①肺炎の咳
②心臓の咳
③気管の咳
診断には・・・
①レントゲン検査、白血球検査、聴診
②レントゲン検査、心電図検査、超音波検査、聴診
③レントゲン検査、cough test
・・・共通項はレントゲン検査
そこで・・・、
胸部レントゲン写真:横
14歳ともなると、いろいろ吸い込んできてますからやや肺は汚れ気味、気管は凸凹
胸部レントゲン写真:縦
心臓はそこまで大きくはなく、雑音はなし
肺音も正常
お次は気管のレントゲン写真
おおっ!
つづく
したっけ
that’s tracheal collapse !
テグー🐹がお越しです
ラット🐭のケージの上を歩いていたら、攻撃され出血したそうです
指から出血跡
洗浄消毒しますと・・・、
指が食いちぎられていました🐁
小さな動物でも注意が必要です🐀
油断なさらずにお過ごしください
したっけ
Rat bite off Degu little finger
⚠walking on cage of rat
I’m scared