フェレットの副腎皮質機能亢進症:内科療法

2013年12月10日 (火)

 フェレットの副腎皮質機能亢進症は非常に多いです。そのほとんどが副腎の腫瘍です。症状は全身のかゆみ脱毛、♂は前立腺の腫大による尿閉、♀は膣の腫れなどです。

DSC04808膣の腫れ

DSC04809脱毛

 治療は月に1回の注射と手術で副腎を摘出があります。

 注射(内科療法)は安全ですが、副腎のホルモンを中和するような感じの治療なので完治目的ではなく、腫瘍はそのままほったらかしということとなります。

 手術(外科療法)は危険を伴いますが、完治も期待できます。

DSC04898注射1ヶ月後 膣が小さくなり、

DSC04900うぶ毛が生えてきました

DSC051616回目の注射の時です

DSC05163毛は生えそろいました

 この注射は月1回必ずです。途中でやめると必ず再発致します。

 この病気はインスリノーマや心筋症などを継発することがありますので、定期的な検査が必要です。

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