福岡旅行記

2025年06月21日 (土)

諒です。今日も腹ペコです🤤

梅雨が来るより前

天神でウィンドウショッピングをしました🚉

 

今、ワンビルが天神でアツい🔥(🐶ビルではない)

キャンプ専門店⛺ 和服👘のお店

各種スポーツショップ🏀 レコードショップ💿etc…

目移りするくらいたくさんのお店!

流石は福岡😎

 

地下鉄空港線天神駅を出たらもう目の前👀

福岡の地下鉄便利すぎる……🚇

お昼前にお茶屋さんで抹茶🍵とお団子🍡をぱくり

抹茶も美味しく、お団子は黒糖餡で甘さが上品でした🥰

 

いくらでも食べ歩きできそうなワンビルでした🏢

熱気球

2023年11月03日 (金)

11月に入り、朝晩寒い日が多くなりましたね。

 

獣医師の紫牟田です。

 

私は、11月~3月上旬にかけて、休日はお隣の佐賀県に行くことが多く、

 

その理由というのは、熱気球を見に行ってます。

 

約10年?ぶりに佐賀のチームに復帰し、楽しんでいます。

 

 

現在、佐賀では、5日までインターナショナルバルーンフェスタが開催されています。

 

本日(11月2日)は朝から一斉離陸がありました。

 

競技がどんなものか知るとさらに面白いんですよ。

 

是非、この機会に観戦に行って、楽しんでください!!

 

沢山の出店や、HONDAさん等のイベントもあって、楽しめますよ。

 

 

 

しか~し、ごめんなさい!!

 

熱気球は風に左右される小さな構造をしているので、どんなに天気が良くても

 

飛ばないことがあります。

 

そのため、飛ばない時は、祐徳稲荷神社や餃子会館、井出ちゃんぽん(個人的な好み…)などに

 

足を延ばしていただけたら…と思います。

 

写真は先週末の風景です。

 

フェスタの様子はライブ配信もされているので、仕事で行けないよ~とか、

 

どんなものかな?と興味が出たそこのあなた!!

 

ぜひ見て癒されてください。

この時も、熱気球の動画を見て癒されている紫牟田でした。

 

 

 

 

 

 

 

腎臓への”黄色信号”を知る~犬猫用『FGF23』測定のご紹介

2022年06月28日 (火)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

以前に、慢性腎臓病を早期発見できるかもしれない検査項目『SDMA』のお話をブログでしました。

今回も、新たな腎臓の外注検査『FGF23』のお話をしたいと思います。

ちょっとマニアックなお話なので、すごく興味がある方だけお読みいただければ幸いです。

 

検査をイメージしやすいものとして私が勝手に作りました。富士フィルムさん公認のものではありませんので。。。

 

富士フィルムさんが検査を実施している『FGF23』という検査項目を、最近私も採用して測定を始めております。

これは何なのかというと、体の中に「リン」という物質が増えて腎臓に負担が掛かりそうになると、骨から分泌される物質がFGF23です。

FGF23は、①腎臓に働きかけ、リンをたくさん外に出さねば!あるいは②腸管に対しては、リンを吸収しないようにせねば!という2つの働きをすることで、血液中のリンを上昇させないようにするんですね。

 

難しいことはさておき、何のために役に立つのか?というところを簡潔に説明すると、

 

1.腎臓病の早い段階で上がってくるので、腎臓病の早い段階で「今後、腎臓病の進行に注意した方が良いんだ」という目印となる。

 

2.今の食事内容が問題ないかどうか?腎臓病用の療法食に変えた方が良いのか?

あるいは変更した後に、変えた効果が出ているのか?という食事を評価する指標となる。

 

大きくはその2つの意味で役に立つ検査だと思います。

1.に関しては、FGF23が腎臓病の予後(将来の見通し)に役に立つことが証明されています。

2.に関しても、FGF23が上がっていれば腎臓病用の療法食にすぐにでも変更した方が良いという判断になるし、療法食に変更することで数値が下がることもハッキリしているので、今の食事内容が適切かどうかの判定材料にもなるかと思います。

 

この辺りはとても難しいお話なので、このFGF23に関わる機構の1つ「クロト―遺伝子」というものを発見した腎臓内科医の黒尾誠先生の新書を読みました。

 

 

衝撃のタイトルでした!「老化加速物質=リン」「腎臓(リンの排出)が寿命を決める」とは。。。

読んで非常に勉強になりました。

腎臓への注意信号、黄色信号とはまさに納得の表現でした。

ヒトの医学においても、『FGF23』という項目は測定ができるそうなのですが、あくまでも腎臓病の検査としては保険適用外(自費診療)だそうです。

黒尾先生は、もし健康診断としてFGF23が測定できるようになれば、「早くから気づいて食事内容を見直すなどの対処をすることで、腎臓が悪くなって透析が必要になる患者さんがかなり減るんじゃないか」と仰っているわけですね。

 

そんなステキな検査が動物でも測定できるのですから、富士フィルムさんには感謝です。

動物も腎臓病は非常に多く、私たちの診察の中でも「腎臓が悪い子の点滴治療」はかなりのウェートを占めます。

特に猫ちゃんの腎臓病の多さは皆さんもご存知の通り。

こういった点滴治療に通うことになる動物たちを少しでも少なくし、早め早めに対処が出来ればまさに理想的ですよね♪

 

当院の看板犬、「ぐり」「ぐら」ちゃんたち兄弟も腎臓に弱点があるようです。

ここ最近は腎臓の標準的な血液検査項目に加えて、定期的にこの『FGF23』をモニターしながら、今の食事内容で大丈夫かどうか?警告信号は出てないかどうか?をしっかり監視しております。

 

とても難しい内容でしたね。。。

もしとことん突き詰めて検査などをご希望の方がいらっしゃれば、相談していただければ検査のメリットなどをお話いたします。

まだ症例報告や学術論文なども多くない検査ですので皆さんにオススメしているわけではありませんが、ご興味持たれた方はぜひお声かけください!

 

オールインワンのフィラリア予防薬あります!

2022年05月11日 (水)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

5月になりオークどうぶつ病院周辺でも蚊を見かけるようになりました。

ということは、そろそろフィラリア予防しとかないとな~とソワソワしてらっしゃる方も!?

 

フィラリア予防に関しては、以前ホームページのリニューアルの際に記事を書きましたが、様々な薬があるんですね~

先生のオススメは?どれが一番売れてますか?とかよく聞かれますので最近の薬のお話を。

 

ここ数年で爆発的に売れているのが、「オールインワンタイプの予防薬」です。

フィラリア予防薬ってフィラリア予防の効果についてはさほど違いがなく、色んな薬があるのは、実はフィラリア以外のプラスアルファの効能が違うからなんですよね。

オールインワンタイプというのは、フィラリア予防効果に加えて、お腹の寄生虫駆除と「ノミ・ダニ予防」までが入った薬のことを指します。

 

 

当院では、オールインワンの予防薬を2種類取り扱っております。

写真右側の『ネクスガードスペクトラ』という薬。

もうひとつが1年遅れて登場した写真左側の『クレデリオプラス』という薬です。

おやつタイプとフレーバーつきの錠剤という違いや、分かれる体重の境界が違うので、その辺りで最適なものをご提案しております。

 

 

上の図が、動物病院で日本一売れている予防薬『ネクスガードスペクトラ』の特徴を書いたものとなります。

オールインワンになったことで、ノミダニ予防も一緒に食べる薬で行うことになるのですが、以前からあるフロントラインのようなスポット剤との違いを皆さんご存知でしょうか?

 

すぐにシャンプーができる!?… それももちろん正解ですね~

獣医師の立場としてお伝えしたい一番の違いは、上図で強調している部分「速効性」なんですね。

実は、ノミダニを寄せ付けないようにする薬はありません。

体にノミやダニがくっついてきて、薬が作用して死んで落ちるまでの時間が速くないと刺されてしまう危険性が高くなります。

 

同じメーカーのノミダニ予防の製品『フロントラインプラス」との比較では、フロントラインがノミを駆除するのに24時間かかるのに対し、ネクスガードは6時間で落とします。

また、マダニに対してもフロントラインは48時間かかるんですが、ネクスガードは半分の24時間で駆除することが証明されてます。

しかも、その効果が1ヶ月持続するので、毎月飲ませることできちんとノミダニの予防ができるというわけです。

(クレデリオプラスも、6時間でノミの99%以上を、8時間でマダニの99%以上を駆除することが試験で分かっています。)

そういったところを考えると、ノミダニ予防薬は、速く落ちる「飲み薬タイプ」のものをぜひ選んでいただきたいですね!

 

 

また、クレデリオプラスは上の写真のようにビーフの香りがついた錠剤タイプとなっております。

そのまま食べる子も多いですし、フードに入れておくとだいたい食べるわけなんですが、たまに警戒心の強いワンちゃんいますよね。

そういう子には、砕いて粉末にして好きなものに混ぜることもできるわけですね。

 

というわけで今回のブログでは、最近のフィラリア予防薬の解説をしてみました。

そろそろ本格的なフィラリア予防シーズンに突入しましたので、ぜひ当院にお越しくださいね。

オンラインセミナー

2020年07月27日 (月)

オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。

福岡市内の新型コロナウイルス感染者数が再び急増してきています。

気温の上昇に伴いもう少しウイルスの動きが落ち着くことを期待していたのですが…

それも叶わぬと分かった今、過度に恐れ過ぎず、しかしやるべき感染防御をしっかりやりながら過ごしていくことでしょうね。

今一度、ご来院の際に「マスクの着用、混雑してる場合はなるべく車内や外でお待ちいただく、体調が優れない方はご来院をお控えいただく…」などのご協力をお願いいたします。

 

コロナウイルス感染症によるテレワークの流れは、動物病院にとっては関係のない話でしたが、企業主催のセミナーなどがすべて中止になり、オンラインセミナーという形に切り替わりました。

メーカーさんの勉強会がお昼休みに手軽に受けられるようになったのはとてもありがたいことです。

 

慣れないオンライン会議です…

 

 

お昼は基本的には手術などで忙しい日が多いのですが、そうでない日はたまにはこうやって勉強会をしてたりもします。

なかなかじっくりと新製品の情報などを聞く機会はありませんので、空いた時間にはみんなで勉強していきたいと思います!

 

SDMAは健康診断としても最適な検査です!

2020年05月25日 (月)

オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。

慢性腎臓病を早期に診断できる検査『IDEXX SDMA』ですが、以前のブログでオークどうぶつ病院両院で1月末より院内で検査ができるようになったことをお知らせしておりました。

 

IDEXXさんからとてもよく出来たガイド本をいただきました。

 

 

今回は私のケースレポートを1つ。実はこういったケースもあるんですよ。

 

もしSDMAを測定してなければ、「全然問題ないですね~」で終わってたかもしれません。。。

 

従来、腎臓が悪いかどうかを血液検査で測定する場合、BUN(尿素窒素)、CRE(クレアチニン)、P(リン)の3項目を調べます。

今回なぜSDMAまで測定したのかというと、明らかに説明のつかない多飲多尿(水をがぶがぶ飲んで、色の薄いおしっこがたくさん出る)症状があったからなんですね。

 

 

これが、国際腎臓病学会(IRIS)が作った慢性腎臓病の犬猫のステージ分けのガイドラインです。

筋肉の老廃物であるクレアチニンでステージ分けを行うのは以前から変わりませんが、SDMAの過去のブログ記事でも何度も書いていますが、クレアチニンはやせている(筋肉の少ない)動物ではあまり上がらないので、病気を過小評価してしまうのです。

上の図のように、SDMAが25μg/dL以上になると、ステージは1個上がってステージ3として評価しましょうとなっています。

ですから今回のワンちゃんの場合、クレアチニンだけ見ると1.5でステージ2となるのですが、SDMA≧25によりステージが1つ上がってステージ3とみなしましょう、となります。

 

  • ステージ2:まだ食欲もある早期腎臓病の状態。食事を腎臓病用療法食に変更しましょう。

  • ステージ3:食欲も低下してくる進行した状態。食欲が落ちるようであれば、点滴治療を考慮しましょう。

このようにステージ2と3では、治療面ではずいぶんと違う結果になってしまうわけです。

今回のワンちゃんは、食欲も元気もありましたので、実質はステージ2の治療として、腎臓病用の療法食へと変更するだけで済みましたが、早めに慢性腎臓病を診断することができ、早めから対処できたのでホッとしています。

 

フィラリア予防のシーズンが始まっています。

新型コロナウイルスの影響で、例年よりフィラリア予防の開始が遅くなっている方も多いと思います。

フィラリア予防の開始前に、心臓にフィラリアの虫がいないかの血液検査を行ってから予防を始めるわけですが、その一緒の採血で内臓の健康診断の血液検査も可能です。

もし腎臓病が心配な方や、「水を飲む量が多い気がするんだよなぁ」という方は、SDMAの測定もお申し付けください。

腎臓病の多いネコちゃんの健康診断としても、心配な方は言ってくださいね!

猫の『トリコモナス』という寄生虫

2020年03月13日 (金)

オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。

一昔前のペットブームでは、ダックスやチワワ、トイプードルの子犬をペットショップで購入して飼い始める方がたくさんおりました。

それに代わって今は、ペットショップではワンちゃんではなく猫ちゃんを購入して来院される方が増えてきましたね。

 

ペットショップで売っている猫ちゃんは、いわゆる「洋猫」です。

最近では、スコティッシュフォールド・メインクーン・マンチカン・ベンガル。。。

色んなかわいい子猫ちゃんが来院するようになりましたが、それに伴い10年くらい前にはあまり見なかった感染症もしばしば出逢う機会が増えています。

 

先日、下痢(血便)で来院した猫ちゃんのうんち検査の映像です。

 

この「おしくらまんじゅう」状態のアメーバのような虫が、猫ちゃんの『トリコモナス』という寄生虫です。

これだけたくさん出るのはとても珍しいのですが・・・

少数検出される場合でも、猫ちゃんはひどい下痢に悩まされるのです。

(動画をよく見ると、さらに小さならせん状の細菌が走り回っているのも見えるでしょうか。

悪玉菌であるらせん菌がこれだけ大量に増殖していることから、腸内環境がすごく悪いことも示唆されます。)

 

猫のトリコモナスは学名「Tritorichomonas foetus」と言い、もともと日本にはいない寄生虫でした。

それが、海外からの猫ちゃんの輸入とともに入ってきたと言われています。

この寄生虫が厄介なのは、治療してもなかなか落ちないことです。

一般的に「メトロニダゾール」という抗原虫薬を投与するのですが、これがとても苦い・・・

猫ちゃんは苦いのがとても苦手なんで。。。投薬に失敗すると口の中が泡だらけになって、泡のよだれがつららのようにダラダラと…

この苦い苦い薬を頑張って飲んでも完全には落ちきらないことが多いので、私たち獣医師も非常に治療に苦労しています。

 

海外の様々な報告で「ロニダゾール」という薬が効くという記載を見かけるのですが、この薬は日本では手に入らず、輸入したとしても、もともとが鳥用の薬で粉の量がとてつもなく多いということでなかなか現実的には使えません。

 

しかし、抗原虫薬が苦くて飲めないケースでは、過去に仕方なく違う抗生物質を投与したケースがありましたが、それでも改善しましたので、「①下痢に対する対症療法をしっかりやること」と、最近では新発売のヒルズ『腸内バイオームなどのフードを使って「②腸内環境を整えること」も寄生虫の活動を抑え込むのに大事なのかな〜と色々と考えて取り組んだりしているわけです。。。

にゃんぱく宣言

2020年03月07日 (土)

オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。

先日のブログで、香港で新型コロナウイルス感染者の飼っていたペットが弱陽性だった件についてのコメントをしたばかりではあったのですが…

香港政府が、複数回の検査と専門家の判断を踏まえて、ペットが感染した可能性が高いという発表を行いました。。。

本当にヒト→イヌ感染が起きたのかは定かではありませんが、複数回の検査を行い香港の感染症の専門家の判断ということであれば信憑性は高まりますね…

本当にそうだったとしても、依然として人間が感染しないよう努めることがもっとも大切だと思いますが。

危惧するのは、こういったニュースで不幸なペットが増えないことを祈るだけです。。。

 

最近よくラジオなどで耳にするさだまさしさんの歌声。

日本動物愛護協会を支援するACジャパンのCMが秀逸ですね。

 

 

何かと暗いイメージのあるACジャパンのCMですが、これはとてもほのぼのします。

作詞作曲をさだまさしさんが行ったそうです。

ラジオでよく聴いていましたが、映像もとてもよくできてますね。

「飼えない数を飼ってはいけない」と、キョロキョロする猫ちゃんのところが好きです。

 

 

このCM大好きです。見たことない方はぜひ見てみてくださいね!

 

さだまさしさんの本家『関白宣言』もあらためてじっくりと聴いてみましたが、本当に良い歌ですね〜

(亭主関白なところがじゃないですよ。。。そのあとのちょっと深い歌詞がですからね!)

この歌詞を27歳で書けるのがすごい!!今の時代には合わないんでしょうけどね(^_^;

余談でした〜(笑)

 

ハムスターがお家にやって来ましたとさ🐹

2020年02月03日 (月)

オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。

今日は節分ですね👹

皆さんは豆まきをしたり恵方巻を食べたりされるのでしょうか?

豆をまいたらワンちゃんが食べちゃった・・・なんてことになるのでしょうか。

大豆は消化が悪いので、落ちた豆をたくさん食べてしまわないようにご注意を!

 

私、ずっと前から娘に、「ペットが飼いたい!」とせがまれてまして・・・

そんな娘は誰に似たのか、犬にも猫にもアレルギー持ちのため、これまでずっと飼いたくても飼えませんでした。

しかし、もはやそれは限界のようです…

 

「お年玉で自分で買う!」と言い出しました。

まぁこのペットならアレルギーも大丈夫かなと思い、お正月にP2さんに行きまして。

ついにうちにもペットがやって来ました!ご紹介します。

 

 

20gの子どもジャンガリアンハムスター(ブルーサファイヤ)♀のいちご🍓ちゃんですって。

『先生は何か動物は飼われてるんですか?』

これは診察室でよく目にする光景ですね。

これからは、「🐹を飼ってるんですよ〜」と自信を持って答えるとしましょう。

2020年は、ねずみ年ですしね・・・

 

P2に行ったら、「触ってもらっても良いので、どの子にするか選んでくださいね〜」と。

すばしっこい子ども🐹をひょいとひっくり返して、性別チェックとかお尻が汚れてないかetc..健康状態をチェックしてたら、店員さんにすごーく怪しまれたみたいで(笑)

何度も「ハムスター飼われてました?」→「いいえ。」

「じゃあ他の小動物を飼われてました??」→「いえいえ。」

「???」

・・・・・・

となりましたので、素性を白状しました。

(あのときのP2の店員さん、ゴメンナサイ。)

 

 

こんな素敵なガラス張りのお部屋で飼っています。

こんなお部屋でオークどうぶつ病院に診察に連れて行ったら、きっとO院長に怒られますねぇ。

「フードはペレット!」「床材は牧草を!」「綿や紙は食べたら危ないので入れない!」などなどお叱りを受けることでしょう・・・

 

なかなか環境をガラッと変えるのはストレスですし、ペットショップで身についた食習慣も変えるのは難しいなぁと思う今日この頃です。

さてさて、子どもたちがきちんとお世話をしてくれるのでしょうか。。。

 

ふと思うのですが、職業柄毎日色んな動物と接している私でも、見ているととても癒やされますね〜

やはりペットを飼うのは良いことですね!

アトピーの新薬『サイトポイント』が新発売!

2019年10月16日 (水)

オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。

今年もノーベル賞の時期となりまして、昨年の今頃は本庶先生のノーベル医学生理学賞受賞に沸いたのを思い出します。

 

現在ヒトの医学の創薬の分野は、免疫学の研究を礎に様々な新薬が開発されています。

その中の1つに「抗体医薬」というジャンルがありますが、ついに動物用の薬でも初めて抗体医薬が承認され、今年中には発売される見込みとなりました。

まさか私たち獣医師が、動物を相手にモノクローナル抗体製剤を注射する時代がもうすぐそこに来るとは・・・

獣医療の進歩には現場の私たちですら驚かされています。

 

zoetis様(米国)サイトよりお借りいたしました。

 

簡単に説明してみます。

1.研究によってガンやアレルギーなどが起こるメカニズムの細かいところ(どんなタンパク質が関わっていて、細胞の表面にあるどのボタンに結合して反応が起こるのか)が突き止められました。

2.その反応を引き起こすタンパク質に対して、反応が起こる前に未然にくっつけてしまう薬(抗体と言います)を体内に入れます。

3.そうすると原因タンパクが先に薬(抗体)とくっついてしまい、ボタンにはくっつかなくなりますので、そのピンポイントの反応だけを抑え込むことができるのです。

 

うーん。。。うまく伝えられてないでしょうか。

起こって欲しくない反応だけをピンポイントに抑え込むので、あらゆる臓器に対する悪影響が出にくく、逆に抑えて欲しくない有益な反応はそのまま残せるということです。

副作用はとても少なく、効果はとても期待できる治療と言えると思います。

 

 

このたびゾエティスから新発売される新しい薬は、『サイトポイント』という注射薬です。

アトピー性皮膚炎のかゆみを、月1回注射することで抑えてくれるかもしれない画期的な製剤です。

海外ではすでに発売されていますが、ついに日本国内でも年内に発売される予定という発表がありました。(正式な発売日はまだ未定です)

 

余談ですが、モノクローナル(monoclonal)抗体(antibody)製剤は、そのアルファベットを取って「〜マブ(-mab)」という名前がつく決まりになっています。

サイトポイントは、ロキベトマブという名前のワンちゃん専用に開発された薬なのです。

実は本庶先生の発見した『オプジーボ』という薬も、ニボルマブというモノクローナル抗体製剤なのですから、ノーベル賞だと世間を騒がせた薬と似たような薬が、ワンちゃん専用に開発されたんですから驚くばかりです。。。

今回はアトピー用製剤ですが、こういった薬の本命は、ガンや自己免疫疾患への適応だと思いますから、ゾエティスさんの研究開発には今後も期待したいですね。(ヒトの薬みたいに薬価がものすごく高いと手が届かなくなるんで、そういう意味では色々難しいんでしょうけど・・・)

 

サイトポイントがどのようにしてアトピーのかゆみに効くのか・・・

簡単に言うと、皮膚表面で起こったアレルギー反応から、神経細胞にかゆみを伝える信号物質である「インターロイキン(IL)-31」というタンパク質が放出されますが、このタンパク質をピンポイントに捕まえて仕事をさせないのです。

 

デュピクセントの作用機序の図をサノフィ社さんからお借りしました。

 

ヒトのアトピーの治療では、従来のステロイドなどの治療で効果が認められない中等度〜重度のケースで、『デュピクセント(デュピルマブ)』という注射薬が発売され、画期的な功績を上げているようです。

今回のサイトポイントが抑える相手は、デュピクセントのIL-4とIL-13ではなくIL-31だけですので、デュピクセントのように皮膚バリア機能を改善するような効果はなさそうなので、まったく同じような期待をしていいかどうかは半信半疑でいますが、いずれにせよこういった新しい治療オプションが加わるのは本当にありがたいことですね。

米国のzoetis社のサイトでは、他治療との併用も可能とありますので、注射をベースにかゆみを抑えつつ、スキンケアや外用・内服薬で+αの管理・・・なんてことが可能かなと考えております。

 

画期的な薬を開発してくれたメーカーさんには感謝しつつ、でも私たちはそれに安易に飛びつくわけではなく、しっかり吟味して従来の治療との比較や併用を考えたり、そのワンちゃん・飼い主さんにあった治療プランを提案していけるように日々精進せねばと思うところであります。。。

 

まだ発売未定の最新薬ですが、アトピー性皮膚炎のワンちゃんを飼ってらっしゃる患者さんで、もしご興味がある方はご相談ください。

猛勉強しなければ。

☆12月中旬に発売しました!(12月末追記!)

☆使用したワンちゃんの報告を追加しました!詳しくはコチラをご覧ください!(2021年4月追記)