食物&環境アレルゲン対応フード『オールスキンバリア』新登場!

2022年04月11日 (月)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

ヒルズさんから期待の新製品『オールスキンバリア』が登場しましたので、そのご紹介をしたいと思います。

 

これまで、食物アレルギーのフードとしてたくさんの製品を各メーカーが作って販売してきました。

食物アレルギーの話は、以前のブログで書きましたが、何らかのタンパク質に対してアレルギー反応があるワンちゃんがその食べ物にヒットしにくいように、原材料を選んだり加工を行ったのが食物アレルギー用フードです。

一方で、ヒルズは『ダームディフェンス』という環境アレルギー(いわゆるアトピー性皮膚炎)をフードで改善するための製品も販売してきました。

そのヒルズさん曰く、このフードは「アレルギー・皮膚ケアの歴史が変わる。新世代フード、誕生!」だそうです(^_^;

皮膚用製品の最高傑作が完成したような雰囲気ですね。。。

 

その期待の新製品の特長はと申しますと、環境アレルギーと食物アレルギーを両方対応可能なフードが登場!ということでしょう。

 

 

①食物アレルギーに対して

ワンちゃんのアレルギーの原因食物としては、かなり少ない(ヒルズ調べでは食物アレルギーのうちの4%)と言われている「」を唯一のタンパク源として使用してます。(アレルゲンとしては、も使われております)

そのため、食物アレルギーの犬に対してかゆみの原因物質を食べてしまうリスクがとても低いフードになっているそうです。

人では卵は食物アレルギーの原因としてとても有名ですので、意外なタンパク源でした。

こういったフードが普及することで、これまでワンちゃんでアレルギーになることが少なかった卵のアレルギーが増えて行かないかも注目してますが。。。

 

②アトピー性皮膚炎(環境アレルゲン)に対して

ヒルズ独自の「ヒスタガード」という技術(栄養成分のブレンド)により、環境アレルゲンが侵入する皮膚表面のバリア機能を改善する効果があるとのこと。

 

 

その両方を改善する可能性が高いため、例えばまだ何のアレルギーかハッキリしていないようなケースだったり、色々と治療をしているけどなかなか良くならないケースなどに使ってみる価値があると言えますね。

 

 

①②③の3つの働きで皮膚を健康に保ちます!

きちんとデータがあるのも良いですね♪

 

先日、新発売のヒルズのシンポジウムがありましたが、トライアルで使用した皮膚科専門医の先生にとってもとても優れた製品だったとのこと。

これまで何のフードでも改善しなかった犬で改善したケースがあったよ~とか、今まで痒み止めである程度管理できてた子がさらにかゆみがグーンと減ったんだよとか。。。

皮膚科専門医の先生たちにとっても、皮膚がかゆい!と来たワンちゃんへのファーストチョイス(最初にご提案するフード)になっているとの話でした。

 

ヒルズ製品としては、『腸内バイオーム』に次ぐ期待の製品となりそうな予感です!

ただし、唯一のネックは他のフードと比べて料金がちょっと高いんですよね…

食べてくれるかどうかのお試しの小袋サンプルもありませんので、いきなり1.35kgの1袋を購入していただかないといけないのもありまして…

 

もし食べなかったら、ゆで卵を混ぜてあげたら良いよ~という話もシンポジウムではありましたから、皮膚病が治らなくて本当に困ってらっしゃる方でぜひ使ってみたい!という方は1.35kgを購入いただいて試してもらう価値はあると思います!

もしこのブログを読んで興味を持たれた方はお声かけ下さいね!

血尿を検知する猫砂『尿中ヘモグロビンチェッカー』

2022年01月28日 (金)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

私としては久々のブログ更新になりました。

先日、ロイヤルカナンさんからフード以外の新製品が登場しましたので、そのお知らせをしたいと思います。

 

今回の新製品は、血尿を検知する猫ちゃん用トイレの砂なんですね~

これまでも猫砂で尿のpH(酸性・アルカリ性)を検知する商品などは売られてましたが、今回は”目に見えにくい血尿を早めに知る“ことができる商品の登場です。

ロイヤルカナンさんと言えば、猫ちゃんに多い下部尿路疾患(膀胱炎や尿路結石など)に当院でもよく推奨している『ユリナリーS/Oシリーズ』のフードを作っているメーカーさんです。

猫ちゃんのストレスって~『ユリナリーS/O+CLT』のご紹介

ロイヤルカナン『ユリナリーS/Oエイジング7+』新発売!

 

猫ちゃんは腎臓や尿路系の病気がとても多い動物なんですよね。

このことは猫の飼い主さんは皆さんよくご存知で、大変皆さん強い関心がおありなのは日々現場の獣医師としても感じております。

以前に、Makuake(マクアケ)というクラウドファンディングサイトで、トイレ砂で猫ちゃんの健康状態を知ることができる画期的な商品として、『しぐにゃる』という商品が登場した際も、480万円もの多額の資金を集めました。(現在は商品化され販売されております)

 

 

 

このたび、ロイヤルカナンさんから動物病院専用商品として、トイレに混ぜておくことで「血尿」を検知する『尿中ヘモグロビンチェッカー』という新商品が発売されました。

 

 

血液に含まれるヘモグロビンという成分がほんの少しでも含まれていると検出されるそうなので、目に見えないわずかな血尿を検知できるようですね。

5Lの水に血液をたった1滴混入したものでも反応するとのことなんで、検出感度としてはものすごく高いものと思われます。

血尿や膀胱炎で治療をした猫ちゃんで、一通りの投薬や食事療法で改善した後に自宅で1~2ヶ月経過をモニターするのに使って下さいとロイヤルカナンさんは推奨してますが、「過去に血尿や下部尿路疾患にかかったことのある猫ちゃんで、おしっこのにおいや色が気になった際に時々使ってみる」や、「療法食を変更した際にちょっと心配だなぁ…」というケースにも良いのかなと思います。

 

使用法は上記の通りです。

開封後は30日以内に使用する必要があることと、一度尿が付着してしまうともう再使用できないので、そこだけ注意が必要ですね。

詳しく知りたい方は、ロイヤルカナンさんの公式サイトに使用方法などをイメージしやすい動画がありますので、コチラからご覧くださいね。

 

商品価格は、1箱¥1,800(税抜)となっております。

販売方法は、動物病院でご購入いただくか、あるいはロイヤルカナンの公式オンラインストア「ロイヤルカナン ベッツホームデリバリー」でも購入できるとのこと。

(ですが、1/27現在:まだ販売準備中で欠品とのことです…。もしお急ぎで使ってみたいという方がいらっしゃったら、オークどうぶつ病院けやきの方に少しだけ在庫置いてます。)

WEBサイトからの購入では、「動物病院IDが購入する際に必要」となりますので、ご不明な場合はご来院かお電話にてお問い合わせくださいね。

 

※現在ロイヤルカナン ベッツホームデリバリーでは、全商品送料無料キャンペーンを3/31(木)11:30AMまで行っているそうなので、ぜひ気になる方はお1つからでもお試しいただければ良いかと思います。

にゃんこの歯磨きおやつ

2022年01月24日 (月)

こんにちは!

田中です。

 

今回は、猫ちゃん用歯磨きおやつ『インテリデント』の紹介です。

 

 

猫ちゃんに歯磨きするのは難しいですよね。

じっとしてくれない子がほとんどではないでしょうか?

 

そこで歯磨き用おやつ『インテリデント』の出番です。

噛むことで歯石の沈着率を落とせて、なおかつ猫ちゃんが好む美味しいおやつにもなるという優れものです。

 

サーモンオイルやザクロエキスが配合されているので、口腔内や歯肉の健康を守り、且つ噛むことで健康な強い歯を守るおやつになっています。

 

カロリーも控えめで、1日3粒で8キロカロリー未満!

 

病院の猫のチョビはとても喜んで食べていましたよ😄

 

美味しかったにゃ

 

もっとちょうだいにゃ

 

興味を持たれた方は、スタッフまでお問い合わせください。

 

 

ヒルズ消化器用フードがリニューアル~腸内バイオ―ム化!

2021年12月18日 (土)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

以前に書いたヒルズの一風変わった新製品『腸内バイオーム』のブログは、たくさんの方に読んでいただきました。

このたび、ヒルズの他製品にもその機能がプラスされてリニューアルしましたのでまたご案内をしたいと思います。

 

 

まずおさらいですが、ヒルズの『腸内バイオーム』という製品は、ヒルズ独自の繊維ブレンド「アクティブバイオーム+テクノロジー」と名付けられた配合が、腸内細菌の善玉菌を増やし、またその善玉菌に体内に役立つ成分を作らせて効果を発揮するという製品でした。

詳しくおさらいしたい方は、前回ブログをまた読んでみてくださいね。

 

例えば、単純に「下痢」という病態にしても、急性で治療すればすぐに治るものもあれば、長引くなかなか治りにくい下痢もあります。

その「長引くなかなか治りにくい下痢」の治療において、食事を変更することで改善するものもあります。

 

「低脂肪食」という考え方

例えば、ワンちゃんで多い「リンパ管拡張症」と言われる病気があります。

ずっと下痢が続いてタンパク質が腸から捨てられて、血液検査でのタンパク質(アルブミン)の数値が低下し、腹水や胸水などの水がたまって命にかかわる病気です。

その治療としてお薬以外にも低脂肪の療法食が推奨され、各メーカーが様々な低脂肪療法食を販売しております。

ヒルズの犬用製品で行くと、『i/dローファット』『i/dコンフォート』というのがありますが、そのシリーズに腸内バイオームの性能が追加されたというわけです。

これまで他の低脂肪療法食で一定の効果はあったんだけど、うんちはまだちょっとゆるいんだよな~…という子に良いのかもしれません。

 

「アレルギー食」という考え方

もう一つの考え方として、食べ物の何かの成分にアレルギー反応を起こしてしまい下痢が続くケースもあります。

病名で言えば、『食物有害反応』や『炎症性腸疾患』の一部などになるかと思います。

こういったケースの場合、アレルギーが少ない原材料で作られたフードが推奨されます。

こちらも各メーカーが色んな成分のフードを販売しているわけですが、ヒルズの従来フードで言うと『z/d』という製品があります。

この製品にも同じく腸内バイオーム機能が追加されましたので、他のアレルギー食である程度良いんだけど、うんちが柔らかいのがもう一息かな~…という子なんかに選択肢の一つとしては良いかもしれませんね。

 

 

発売してからこれまで、『腸内バイオ―ム』はとても良い製品だと実感しております。

もちろんお腹がゆるい子みんなに効果があるわけではないのですが、合う子にはすごく合う!といったイメージですかね。

今回リニューアルした製品も、なかなか治りにくい下痢の患者さんの選択肢が一つ増えると考えると、機能面をプラスするとちょっと面白い製品だと期待しております。

何しろこういった病気のフードは、「これが一番良い製品!」というのがあるわけではなく、その子その子で合うものが見つかると良いね~という感じなので…

 

 

さて。犬用のアクティブバイオーム+技術の製品だけでもこれだけのメンツになりましたよ!

今後はもっとヒルズ製品の腸内バイオーム化が進むんでしょうか。。。そのうちサイエンスダイエットにまで???

ちなみにお値段の方は、リニューアルに伴い値上がりしてしまいました…

が、機能面でプラスになったのでどうかご了承くださいませ。

 

先日リニューアル製品発表会がオンラインセミナーでありましたので、当日出勤メンバーとみんなで聴いたのですが、ちょっと難しかったようですね(^_^;

皆さんにご説明して自信をもってオススメできるように、私たちスタッフも日々勉強です。

 

歯磨きガムに新シリーズ『ベジデントゼン』『ベジデントフレックス』

2021年10月18日 (月)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

以前にブログ記事でご紹介したことがある、歯みがきガム『ベジデントフレッシュに新シリーズが発売されることになりましたのでご紹介します。

 

従来の歯みがきガム『ベジデントフレッシュ』と同様、アレルギーになりにくい原材料を使用していること、また米国獣医口腔衛生協議会(VOHC)承認マーク付き→「歯石の付着を予防する製品ですよ」というお墨付きはそのままに、新たに2つの有効成分を加えた新製品が登場しました。

 

1つ目は、ワンちゃんのストレスを和らげる成分「 L-テアニン」を配合した『ベジデントゼン』です。

 

L-テアニンは緑茶に含まれる成分で、リラックス効果があることが知られています。

実はこのL-テアニンは、以前から『アンキシタン』というサプリメントで販売されている成分なので、ワンちゃんへのデータもきちんとある成分なのです。

さらに、ガムを噛むことによってもストレス軽減効果があるわけなので、L-テアニンとWの効果でワンちゃんのストレスを和らげてあげられるといいですね♪

 

 

ストレスを30%緩和したというデータがあるようですので、緊張するイベント(動物病院への通院や工事の騒音や雷の音、来客があるなど)の前に与えるとよいかもしれませんね。

 

 

続いて2つ目は、関節への有効成分を含有した『ベジデントフレックス』のご紹介です。

 

こちらは、人の方でも関節用のサプリメントとして販売されたり、美容成分として化粧品に含有されてたりする「卵殻膜」を使用している製品です。

卵殻膜とは、ゆで卵をむくときに殻の内側についている柔らかい皮ありますよね?その膜のことです。

 

 

卵殻膜には上記のような関節ケア成分が含まれるため、関節疾患をもつワンちゃんにオススメなんだそうです。

 

 

2つの新製品ですが、個人的に面白いなと思ってるのは、最初にご紹介した、ストレス緩和成分L-テアニンを含む『ベジデントゼン』ですね。

皆さんも、成分は違いますがストレスを緩和する成分GABAを含んだチョコレートなど買って食べたことがあるのではないでしょうか?

ワンちゃんにとっても色んなストレスがあると思います。

病院に行くたびにガチガチに緊張しちゃうワンちゃん、ストレスを感じると体をなめたりかき壊したりしちゃう子、新しく家族が増えて寂しい思いをしている子などなど…

もし気軽にガムを噛んでストレスを緩和できるのなら、これはとても良い製品かもしれませんね♪

 

もし記事を読んで興味をもった方がいらっしゃったら、とても詳しいメーカーサイト(←こちらをクリック)を一度ご覧ください!

 

そして、ただ今、直接ネットでこの製品を購入できるサイト「ビルバックサービス」を新規に登録した方に、このどちらかの製品が1袋もらえるという太っ腹なキャンペーンを実施中なんだそうです!

(!!注意!!)新規登録の際に、動物病院の「病院ユニークコード」を入力された方限定のキャンペーンとなります!!(限定数、先着なのでお早めに!)

 

もし病院ユニークコードを知りたいという方は、以下のようなユニークコードが書いたチラシをくださいとスタッフまでお声掛けくださいね!

涙やけ防止に

2021年09月02日 (木)

こんにちは!

田中です。

 

今回は、新しい商品を紹介します。

 

飼い主の皆様の中に、ワンちゃん猫ちゃんの涙やけで困っている方はいませんか?

そういった方々にピッタシの商品の取り扱いを始めました!

 

アイリッドラッシュ

 

 

特徴としては、簡単に使えるワイプタイプで、ヒアルロン酸配合なので目の周りをしっとり保護し、清潔に保ちます。

すでに変色した涙やけをもとに戻すことはできませんが、毎日使用することで、通常14日程度で変化が見られます。

長期的に使用することで新しく生えた毛が清潔に保たれ、きれいな目元の維持につながります。

 

ワンちゃん猫ちゃんの目元が綺麗になれば、可愛さも倍増ですね。

 

商品が気になる方は、取り寄せますのでスタッフまでお声掛けください。

ドクターズ製品が送料無料キャンペーンを実施中です!

2021年06月20日 (日)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

当院でも最近販売数が増えてきております『ドクターズダイエット・ドクターズケア』のフードですが、メーカーの公式オンラインサイト「どうぶつ病院宅配便」というサイトからもお求めいただけます。

複数個注文しないと送料が高いのがちょっと難点なのですが、7/4までの期間限定・新規ご購入の方に限り送料無料キャンペーンを実施中だそうです。

 

会員登録には「動物病院コード」が、初回送料無料にするためには「キャンペーンコード」の2つが必要となりますので、スタッフまでお問い合わせください!

 

どうぶつ病院宅配便で購入して頂くメリットとして、「同じ商品を3個購入毎に1個無料でプレゼント!」というのはお得ですね!

 

ネットで購入するのは抵抗が。。。というお声もよく頂戴いたします。

ドクターズの公式サイトでは、商品到着後にコンビニや郵便局払いがOKになったので、「クレジットカードを登録したりするのがどうも苦手で…」という方や「現金払い主義です!」という方にも購入しやすくなったんではないでしょうか。

 

ドクターズダイエットシリーズ

ドクターズケアシリーズ

 

上記のようなドクターズの製品をご購入していただいている方で、「持って帰るのが荷物になるなぁ…」「3個+1個無料の特典を利用したいな…」という方などがいらっしゃいましたら、キャンペーンコード入力で1袋から送料無料で購入できますので、ご興味がある方は一度スタッフまでお問い合わせくださいね!

もちろん病院にお越しいただいて購入していただけるのも大歓迎です。

※7/4(日)まで、残り2週間ほどで終了するキャンペーンなのでご注意ください!!

投薬用おやつに『ビルジャック・レバートリーツ』取り扱い開始!

2021年05月31日 (月)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

ここのところずっと、投薬用のおやつ「ピルポケット」や「ピルアシスト」が欠品してご迷惑をお掛けしてます。

しばらく入荷の予定は立たず、毎日の投薬に使われてた方には非常に悩ましい問題ですよね。

 

代わりのものがないか探しておりましたが、今回アメリカのビルジャックというフードメーカーのおやつ『ビルジャック・レバートリーツ』という商品を入荷いたしました。

 

 

ビルジャックというメーカーは原材料製造方法にとてもこだわってフードを作っている会社で、米国のトップブリーダーや愛犬家に人気がある会社で、当院でも以前からちょこちょこと取り扱いがあるフードです。

今回はそのビルジャックのおやつで、新鮮な鳥のレバーを原材料に作られているそうです。

お値段もお求めやすく、約50粒入りで税込¥462で販売しております。

粒の大きさはこちらの写真で分かるように1.5cmくらいの粒のサイズになってます。

 

 

薬を包む場合は、手でつぶして真ん中をへこませて、そこに薬を置いて包み込みますが、あまり手にベトベトくっつく感じはありません。

ピルポケットやピルアシストと比べると若干水分量が少なく感じ、ややボロッと崩れやすいのですが、しっかり握るとちゃんとお団子になります。

 

 

あとは嗜好性ですね。

うちのぐり・ぐらちゃんに与えてみたんで動画をご覧ください↓↓

 

 

においがする時点ですでに待ちきれず…整腸剤の錠剤が中に入っているにも関わらず一瞬で食べてしまいました。

この反応は、ものすごーく美味しいみたいです!

ぐらちゃんは、食べないおやつも結構あるんですけどねぇ。

ワンちゃんには投薬用のおやつとしての実力は十分だと思いました。

ちなみに当院の猫たちにもあげてみましたが、なめたりかじったりした子もいますが、あまり猫は好きではないのかな!?

気になった方はぜひお買い求めください。

話題の5-ALA配合『エネアラ』販売中です!

2021年05月23日 (日)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

新型コロナウイルスはまだまだ収まる気配がありませんね。

緊急事態宣言も延長されそうですが、動物病院も繁忙期で待ち時間も長くなっており申し訳ありません。。。

お車でお待ちになりたい方などはご遠慮なく受付スタッフにお声かけくださいね。

 

エネアラ販売中です!

 

さて、私は久々のブログ更新となりますが、今回は『エネアラ』という犬猫用のサプリメントをご紹介します。

エネアラというサプリメントは発売されてもう2年くらいになりますでしょうか?

以前は高脂血症や肥満のワンちゃんにオススメするケースが多かったのですが、ここ最近は新しい知見がたくさん出て来ております。

そして何より、エネアラの成分「5-ALA(5-アミノレブリン酸)」が今すごく話題になっています。

ご存知の方がいればすごいですね!!

 

「5-ALA」というのは、何なのかというと、食べ物の中にも微量含まれており、体内でも合成されるアミノ酸の一種です。

しかし、食べ物から摂取するには膨大な量の食材を食べないといけなくなり、現実的には食べ物からたくさん摂るのは難しい成分なのです。

 

 

「5-ALA」は体内に入ると、いくつかの反応を経て「プロトポルフィリン」という物質になり、さらに鉄が結合して「ヘム」という物質になります。ヘムは、細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアが必要としている成分で、元気に過ごすためにとても大事な成分。それにヘムからヘモグロビンという血を作るのに重要な成分にもなります。

 

そのため、脂肪を燃焼して代謝をアップするため、肥満や高脂血症のワンちゃん・ネコちゃんにオススメできますし、糖の代謝を活発にしてくれますので糖尿病の管理に役立ったりという可能性があります。

最近では、慢性腎臓病の衰えた腎臓にとって、様々な良い働きがあるのではと言われており、実際に血液検査の数値が下がった、貧血が改善した、筋肉量の減少を抑えられた。。。などといった腎臓病の動物への嬉しい報告がチラホラと出てきています。

 

うちの子はちゃんと飲めるのかな~?と気になった方は、メーカーのサイトでたくさんのワンちゃん、猫ちゃんが美味しく食べている動画が載っていますので一度見てみてくださいね!

メーカーサイトはコチラ→https://eneala.jp/

 

 

以上!で基本的な宣伝は終わりなのですが、「今世間で話題になっている…」の件を一切説明をしておりませんでしたね。

実は、長崎大学の研究で、「5-ALA」が新型コロナウイルスの増殖を100%抑制した!と一時期ニュースでとても騒がれました。

記事はコチラ→https://news.yahoo.co.jp/articles/b972577fad261b0b73678077b4277d820e28f07d

シャーレの中で培養細胞での結果ですから、実際に患者さんに投与してどのくらい効くのかはまだ不明なのですが、長崎大学ではすでに患者さんへの投与や治験なども始まっております。

科学的な根拠はあって、前述の5-ALAから作られたプロトポルフィリンやヘムという物質が、コロナウイルスが細胞にくっついて侵入するためのウイルス表面にあるスパイクタンパクという部位にくっつくことにより細胞に侵入できなくするという話だそうです。

私もそれを知ってから毎朝5-ALAのサプリを飲んでますが、ぜひこの日本発の安全性の高い成分で、にっくき新型コロナウイルスを抑えることができればとても素晴らしいですね!期待したいです。

 

それとも関連してなのですが、猫ちゃんにもコロナウイルス感染症がありますが、その中でも厄介なのが、突然コロナウイルスが猛毒変異してしまう「猫伝染性腹膜炎(FIP)」という私たち獣医師泣かせの難病があります。

実は北里大学と5-ALAの製造元ネオファーマジャパンの研究で、こちらも培養細胞レベルで5-ALAが猫コロナウイルスの増殖を抑制したという発表が2月にされているんですよね。

こちらもにっくき猫伝染性腹膜炎(FIP)への治療薬開発への糸口になってくれはしないか…と期待しております。

コロナウイルスの増殖を抑えて下痢症状を改善してくれたり、さらに猛毒のFIPウイルスへの突然変異を減らすことがもしできるのなら予防的にも使えますしね。

 

最後の方は私の個人的な雑感がたくさん入りましたが、とても話題の成分「5-ALA」を配合した『エネアラ』をお求めの方は、ぜひ当院までお越しくださいね。

サイトポイントの注射でこんなにフサフサに!

2021年04月03日 (土)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

4月になりましたね。狂犬病予防も令和3年度分の注射が始まりました。

フィラリア予防も開始しておりますので、お時間ある時にお越しくださいね!

 

さて、以前のブログで、アトピー性皮膚炎のまったく新しい注射薬『サイトポイント』のご紹介をしておりました。

動物で初めて抗体医薬という薬が承認されたのはとてもインパクトのあるニュースでしたが、今回はその注射薬の治療で劇的に皮膚病が改善したワンちゃんをご紹介します。

 

柴犬のこたろうくん、8才の男の子です。

トリミングショップで耳の異常を指摘されたとのことで来院されました。

 

耳はもちろんなんですが、個人的には皮膚の脱毛がとても気になりました…

前足や太ももなど、あちこち自分でむしってしまって毛が薄くなってました。

 

お腹も赤くかゆそうで、ところどころ色素沈着(黒ずみ)が出てました。

 

かゆそうですね〜。

飼い主さんのお話では、しょっちゅうかゆくて自分でかんでいるそうです。

 

こういう場合、まず寄生虫や感染症などの病気を除外します。

そして次に考えるのは、食べ物が原因の「食物アレルギー」ではないか…ということですね。

食物アレルギーについてはコチラの過去ブログをご覧ください。

 

こたろうくんは、かゆみ・病変の発現部位や、過去に食物アレルギー用のフードなどをトライして効果がなかったなどの総合的評価から、ハウスダストなどの環境アレルゲンによる「アトピー性皮膚炎」の可能性が高いと判断しました。

 

アトピー性皮膚炎の治療にはいろんな薬があるわけですが、アポキル錠というアトピー性皮膚炎の薬を飲むと効果があること、そしてこたろうくんは薬を飲むのが大キライなことから、月1回の注射でかゆみを抑えるサイトポイントをご提案しました。

 

「初回」・「1か月後」と2回の注射を行って、3回目の注射でお越しになった際の写真がコチラです↓

治療開始2か月後の写真です!

 

とても毛の薄かった脇腹、ふとももや後ろ足がフサフサに生え揃いました!

飼い主さんのお話だと、初回の注射をしてすぐからほとんどかゆがらなくなったとのことでしたので、すごく効果を実感できたケースでした。

 

 

お腹の方はというと、赤みも引いてますし、黒ずみ(色素沈着)も少しずつ薄くなってきました。

他の薬は使わずに、月1回の注射だけでこれだけ劇的に良くなったんですね〜

毛が生え揃って、柴ちゃんらしいモフモフ感が戻って私も嬉しかったです♪

 

先日、4回目の注射にお越しになった際には、さらに毛量がアップしてお腹の色素沈着もほとんど改善しておりました。

今回は実は、前回の注射から2ヶ月間空いてたのですが、まったくかゆみはなかったそうです。

海外のケースでは、効果が出てくると間隔を空けてもコントロールできるケースがあると報告されてますが、こたろうくんも体重が6kgのワンちゃんですから10kg用の注射で抗体が2ヶ月くらいは持続してくれそうです。

さらに間隔を空けていけると良いですね♪

 

すべてのワンちゃんが適応になるわけではありませんが、気になった方はぜひ一度ご相談くださいね!

治療後の写真です。かゆみから開放されてとても明るい表情のこたろうくんでした♪