口の中の珍しい病気「歯原性のう胞」へのレーザーの応用

2020年11月20日 (金)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

前回のブログでは、口の中のガンに対してレーザー手術器を使用したケースレポートをご紹介させていただきましたね。

早速ブログを見て来られて、治療を開始したワンちゃんもおりますが、あくまで根本治療ではなく少しでもQOLを改善したいという思いで行っている治療であることを再度お伝えしておきます。

今回は、同じく口の中にレーザー手術器を使用した珍しい病気の治療編をお送りします。

 

先日偶然に口の中にしこりを見つけたチワワの大吉ちゃんです。

いつも何をするにも嫌がったり怒ったりせず、目が合うと必ずしっぽを振ってくれる明るいワンちゃんです!

上の前歯の位置にやや黒っぽく見えるしこりがありました。

写真は麻酔下にてフラッシュ撮影しておりますので明るく見えますが、実際は黒ずんだしこりのように見えました。

 

麻酔をかけて精査したところ、透き通って見えますので液体が貯まっているのかなと細い針を指すと透明な液体が抜けてぺちゃんこになりました。

 

液体がたまっているということは「のう胞」といって袋の中に水がたまる構造の病変のようです。

そのままにしておくとまた水がたまって膨らんできますので、一部外側ののう胞壁を切り取りました。

 

さて、どう治療しましょうかね。。。

おそらく内側には水分を分泌する細胞があり、表面の穴がそのままふさがるとまた同じように水ぶくれが再発しそうです。

そこで、内側を裏打ちしている内膜をレーザーで蒸散・凝固してみました。

うまく行けば分泌細胞が死んで水分の分泌が止まり、組織が再生すればきれいに治るかなーと考えました。

中は大きな空洞となっており、その中にレーザー器具を入れてあちこちくまなくレーザー凝固しました。

 

ちょっと痛々しい写真ですよね。

術後はしばらく口元を触るとちょっと怒ってましたが、ご飯はしっかり食べて元気に過ごせましたよ。

3週間後に再診に来ていただいた時にはいつもの優しい大吉ちゃんに戻って、口の中もあんぐりとじっと観察させてくれるようになりましたね。

その時の写真がコチラです↓

 

とてもきれいに治りました。

念のため悪いものじゃないかどうか調べるため、切り取った外側の膜を病理検査に送ってました。

悪いものじゃなくて一安心♪ きれいに治りましたのでこれで治療終了です!

 

歯根膜などから発生する歯原性のう胞は、人ではたまにあるケースですが、犬では非常にまれな病気です。

治療としては、のう胞を袋ごと摘出するのがセオリーなわけですが、後々調べてみると、過去には今回の治療と同様にレーザー蒸散した報告もあるようですね。

何年やってても見たことないような病気や症状は来るもので。。。本当に毎日が勉強ですねぇ…

 

口の中のガン(口腔内腫瘍)へのレーザー治療

2020年11月12日 (木)

オークどうぶつ病院けやき 前谷です。

今回のブログは、ワンちゃんの口の中にできる悪性腫瘍(ガン)に対して、レーザー手術器を使用したお話をしたいと思います。

 

口の中にできるガンは比較的多く、いずれも局所浸潤(その場で奥に奥に広がっていく性格)が強いです。

最も悪い性格の悪性黒色腫(メラノーマ)は肺などに遠隔転移をすることもありますが、扁平上皮癌や線維肉腫といったタイプの腫瘍は、転移をしにくい代わりにジワジワと口の奥の深部に広がっていきます。

こういった口の中のガンに共通するのは、最終的には口の中の痛みや出血がひどくなり、お腹は空くのにご飯が食べれなくてどんどん衰弱していく…というとても残酷な病気なのです。

 

古くから現在に至るまで、口の中のガンに対しては「①顎の骨ごと大きく切除する」+「②術後に放射線治療を行う」or「③術後に抗がん剤を投与する」というのがセオリーです。

しかし、高齢なので大きな侵襲を伴う手術や毎回麻酔をかける放射線治療が現実的に難しい場合、あるいは体力的に術後のダメージが心配で…と飼い主さんが積極的な手術や放射線治療を希望されない場合がとても多いと感じます。

 

口の中にしこりができた場合は、まずどんなタイプの腫瘍なのかを調べるために、一部切り取って病理検査に出す必要性があります。

その際に私は、口の中にも以前のブログでご紹介したイボ取りと同様の蒸散・凝固処置を行っています。

(口の中はイボ取りとは違って全身麻酔が必要となりますが。。。)

 

すぐにまた大きく増殖してしまう場合も多いのですが、不思議とその後再発しないケースなんかもあったりするので、レーザー蒸散をすることの一定のメリットは感じております。

 

こんな子もいました。

口の中に『悪性黒色腫(メラノーマ)』ができたワンちゃんです。

左の上顎、犬歯〜奥歯にかけて黒いしこりで覆われています。

 

組織を取って病理検査に出して、良性か悪性かを調べます。

そのために全身麻酔をかけて切除を行い、その切った歯茎の部分にレーザーで蒸散・凝固処置を丁寧に行いました。

処置後の写真です。腫瘍があった場所が広範囲に炭化しています(焦げたようになっています)。

腫瘍を摘出後、残った粘膜を丁寧にレーザー凝固しました。 先程の写真では見えなかった犬歯や前歯、奥歯が見えるようになっています。

 

ちょっと痛々しく見えるかもしれませんが、処置後のワンちゃんは意外にも痛みはさほどでもなく、スムーズに食事を摂れることが多いです。そこは、レーザーによる鎮痛作用のお陰なのかもしれません。

 

その処置から7ヶ月経過後の、同じワンちゃんの口の中の写真がコチラです。

ホントかな?と思うかもしれませんが、正真正銘同じワンちゃんの処置後7ヶ月後の写真です。

 

ウソのようにどこにも腫瘍らしきものが見当たりません。。。

この子は、処置後に抗がん剤やその他の薬やサプリなども一切処方してないのに!です。

本当に悪性腫瘍なの??と疑われそうですから、病理検査の結果も載せておきます。

 

たまにこういったケースがあるからレーザーは良いなと思います。

もちろんメラノーマという腫瘍は、ものすごく増殖が早いものが多く、見つかった時点ですごく大きくなってしまっているような場合もあります。

そういった場合は、いくらレーザーで処置したからといってもすぐに再発してあっという間に増大してしまうことが多いのも事実です。

メラノーマにはすごく大人しいタイプのものも混ざってるのかな…という印象を抱くことがありますので、たまたまそういったタイプの初期病変であればこのように上手くいくのかもしれません。。。

もしかしたら、ガン細胞の親分である「がん幹細胞」にダメージを与えられたのかな?

あるいは、ガン細胞を壊すことにより、周りの免疫細胞にこんなやつがいるぞ!とお知らせをして、やっつけろ!とガン免疫細胞を活性化することが出来たのか…

うまくいった子の体内でどういったことが起きたのかは分かりませんが、たまにこういうケースもあるんです。

 

他の口の中の腫瘍の場合でも、大きく喉に増殖して気道を塞いでしまい、息苦しさを感じていたワンちゃんにも何度かレーザーで切除後に蒸散・凝固処置をしたケースがあるのですが、数回処置を行った後に大きくなるスピードが落ち、しばらくいい状態をキープできた子なんかもいました。

 

積極的に完治を目指すことが叶わないとなっても、本人のQOLを少しでも改善できるように役立ってくれると良いなと日々色々と考えながら治療を行っております。

今日のブログは長く難しくなってしまいましたが、気になった方は診察時にでもお尋ねくださいね!

 

アレルギーのワンちゃんにもおやつを!『ペティッツ カンガルーチップ』

2020年07月18日 (土)

オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。

先日は、犬の食物アレルギーのお話をしました。

何かの食べ物(タンパク質や炭水化物)にアレルギーがある場合、主食で食べているものはもちろんですが、色々とおやつを与えてしまうと、もう何が反応して痒みが出たのかわけが分からなくなってしまいます。。。

ですから、できるだけ食生活はシンプルにしたいですね。

 

そこで、以前にも当ブログでご紹介したことがあるのですが、ペティッツシリーズというおやつがオススメです!

(ペティッツソフトトリーツのご紹介は以前のブログ記事をお読みください!)

 

 

今回はその新しいシリーズとなる『ペティッツ カンガルーチップ』をご紹介します!

 

ペティッツトリーツも非常にオススメなのですが、ワンちゃんは祖先をたどればオオカミなんですねぇ。。。

やはり心の底では、お肉をガジガジ食べたい欲求がきっとあるはず!!!そんな欲求を満たしてくれる製品がコチラです!

 

その名の通り、カンガルー肉を原材料に作っているジャーキーですね。

カンガルー肉は、ワンちゃんが普段口にすることが少なく、動物種としても他の動物種とかけ離れた品種ですから、食物アレルギーとして反応する可能性は限りなく低いと考えられています。

ということから、アレルギー持ちのワンちゃんでもお肉のおやつを食べたい!という欲求を満たしてあげられる製品になります。

 

 

ペティッツシリーズには2種類の製品があって、「低アレルゲン」と「ミネラルコントロール」があります。

実はどちらのシリーズも、犬の主要アレルゲン35品目を使用していないので、アレルギー持ちのワンちゃんにも安心して与えることができます。

 

 

さらに「ミネラルコントロール」シリーズは、塩分ナトリウムやリン、マグネシウム、カルシウムといったミネラル分を抑えて製造されているため、高齢で心臓や腎臓疾患を持っているワンちゃんや、尿路結石用フードを与えている子にも与えることができるんですね。

 

 

お薬を与えるおやつはこれまでに他社製品もいくつかご紹介しましたが、ペティッツシリーズにもあります。

 

こちらは、自由に形を変えることができますので、お薬を包んでお団子にしてワンちゃんに与えることができるんですね。

 

色んなシリーズを用意しておりますので、その子にあったおやつを選んでくださいね!

ワクチンや診察を頑張ったごほうび用に、その名も「ごほうびペティッツ」というお試しソフトトリーツも受付に置いております。

お注射頑張ったごほうびにどうぞお試しください!

かゆい!!その痒みは食べ物が原因では?

2020年06月15日 (月)

オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。

本日よりヒルズの療法食が値上がりとなりますのでご了承ください。

 

気温が上がり、この時期からだんだんと増えてくるのが皮膚と耳の病気です。

それはなぜかというと、単純に気温や湿度が上がって皮膚や耳道内の環境が悪化することもありますが、5月頃からアトピー性皮膚炎の原因となるハウスダストマイトが増える時期だからなんです。

しかし最近は、一年中あちこち体中をかいてるワンちゃんもたくさんお見かけするようになった気がしますが、こういったケースでは食事の影響も考えないといけません。

 

犬のアレルギー性皮膚炎には大きく分けて2つのタイプがあります。(ノミなどの特殊なアレルギーを除く)

1.環境アレルゲンに対するアトピー性皮膚炎(原因はハウスダストの中にいる小さなダニ、カビや花粉など)

2.食物の中のタンパク質に反応する食物アレルギー(原因はお肉や小麦などの食事中のタンパク質)

 

今回ブログで取り上げようと思ったのは、食べ物の何かの成分に反応してかゆみが出てしまう食物アレルギーについてです。

これは診断が難しく、なかなかこれまでもビシッと診断ができてなかったことが多いように感じてます。

アレルギー検査でズバッと診断できるものでもなく、また除去食というアレルギーを起こさない食事の選択が難しいからだと思いますが。。。

愛犬のかゆみでお困りの方などにはぜひ読んでいただければと思います。

 

食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の症状の違い

症状だけでは区別は難しいというのをまず前提にして書きますが、実はアトピー性皮膚炎と食物アレルギーでの病変部についていくつか新しい知見が得られています。

 

動物アレルギー検査株式会社さまの資料よりお借りしました。

 

上図は、動物のアレルギー検査専門機関として、最新のアレルギー検査を提供してくださっている「アレルギー検査株式会社」の資料よりお借りした図です。

アトピー性皮膚炎も食物アレルギーも、赤色で図示された「わきや内股、耳や足先」などの部分にかゆみが出るのは共通なのですが、緑色で図示された「背中や肛門周囲、目や口唇(くちびる)」は食物アレルギーに特徴的な部位と言われています。

 

アレルギー検査株式会社さまの資料よりお借りしました。

 

もちろん例外はあって、ウエスティでは背中の皮膚病変がアトピーでも出やすいなどの報告もありますので、一概にすべてに当てはまるわけではありませんが、上図のように目や唇、背中や肛門周囲、足先に強いかゆみや脱毛がある場合、食物の関与も疑って、副食として与えているおやつや人間の食べ物などをまずやめてみてください。

実際に私のみた患者さんでも、ついついごほうびに与えてたパンをやめたらすごく皮膚が良くなった、大好きだったおやつをやめただけでずっと悩まされていた皮膚病が出なくなったというワンちゃんもいますので、まず色々と食べさせているものを最小限にしてみてください。

 

こんなときは食物アレルギーを疑いましょう

食物アレルギーを持っているワンちゃんには、次のような特徴があると言われています。

もし以下のような特徴があてはまるようであれば、うちの子は食物アレルギーがあるのかも…と疑ってみてください。

 

1.1歳未満の子犬時代から耳や足をかゆがってなかったか?

食物アレルギーのワンちゃんは、多くは1歳未満の若い時期から、外耳炎(耳が赤くなる)や肢端炎(手足をなめる)などの症状が出ていることが多いと言われています。

若いときにこのような症状がなかったかどうか、思い出してみてください。

アトピー性皮膚炎の子は、もう少し遅い時期(2歳以降)での発症が多いと言われています。

 

2.一年中(冬場でも)かゆがってないか?あるいは季節によってかゆみに違いがあるか?

アトピー性皮膚炎の子は、今の時期から夏の終わりまでの時期に皮膚のかゆみや皮膚病が悪化する傾向があります。

一方で食物アレルギーは食べ物に対して反応するわけですから、一年中(冬場の寒い時期でも)かゆみが続く傾向にあります。

 

3.背中や肛門周りなどをかいたりこすったりしてないか?

上で書いたように、アトピー性皮膚炎と病変が異なる部位として、食物アレルギーでは背中や肛門周りの病変が出る場合があります。

 

4.うんちの回数が多くないか?

食物アレルギーの子は、一日の排便回数が3回以上とたくさんうんちをする傾向があるとも言われています。

 

 

かゆみに悩まされていて、このような特徴にあてはまる場合は、一度当院にご相談に来てください。

その際は、今ワンちゃんが口にしている食べ物をすべてリストアップして教えていただけるとベストです!

フードならそのメーカー、名前もですが、大事なのはその原材料表示です。

 

フードの裏の「原材料表示」をもとに療法食を決めますので、この部分がわかるものをお持ちください。

 

おやつや人間の食べ物についても、ご家族の誰かがこっそり与えていないか?お散歩中に何かをもらってないか?詳細にお話をお伺いすることが第一歩となります。

アレルギー検査株式会社様のアレルギー検査(IgE測定&リンパ球反応試験)も、費用はかかりますが診断の一つのツールとなります。気になる方はご相談ください。

積極的に使用したいアレルギー用フードが一つ欠品となりまして。。。これには困りましたが…

てんかんと認知症用フード ピュリナ『ニューロケア』新発売!

2020年03月04日 (水)

オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。

新型コロナウイルス感染症が大変な状況になってきましたね。

先日は、「犬でウイルス弱陽性反応が出た!」との報道もあり、ペットを飼っている皆さんも不安な日々をお過ごしでしょう。

日本獣医師会サイトでもアナウンスが出てますが、現状では、犬に付着したウイルスが反応した可能性が考えられており、ペットへの感染はないと考えられていますので、まずは人間が感染することを最大限防ぐ努力を徹底してください。

 

本日は、ピュリナから病院専用の「ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット」シリーズとして新発売のフードをご紹介します。

(厳密には、発売されて半年以上経ちますが、当院として発売の体制が整ったタイミングでのお知らせとなります。。。)

 

 

動物病院では色んなメーカーの、様々な病気の子用の療法食を取り扱っているのですが、今回ご紹介するのは、その中でも異色なフードですよ。

なんと!たくさんのワンちゃんがお困りの「てんかん」による発作症状を改善をするフードです。

と同時に、脳にとって良い成分がたくさん含まれたフードですので、お年寄りワンちゃんの「認知症(痴呆・ぼけ)」の改善効果もあることが証明されているフードです。

 

脳によいと言われる『中鎖脂肪酸』とは

近頃、健康ブームで注目されている「中鎖脂肪酸:MCT(Medium Chain Triglyceride)」という成分をご存知でしょうか?

中鎖脂肪酸は、ココナッツオイルや母乳にも含まれる天然成分で、MCTオイルとして各社から販売されています。

一般的な油に含まれる長鎖脂肪酸と違い、体の中で素早く吸収・分解され、すぐにエネルギーとして利用される脂肪酸です。

ですから、スポーツをする方の素早いエネルギー補給目的や、余分な体脂肪として蓄積しないことから、ダイエット効果も期待されている注目の成分なんです。

 

しかし、ここ最近でもっとも注目されている効果が「脳機能を改善する効果」なのです。

人間のアルツハイマー病という認知症患者さんでは、脳細胞がエネルギーとしてブドウ糖を利用できず、エネルギー不足に陥ってしまうことが明らかになってきました。

その際に、中鎖脂肪酸を摂ることで素早くケトン体という物質に変わり、ブドウ糖が利用できない代わりに脳のエネルギー源として利用されるのです。

アルツハイマー病の患者さんで、認知機能の改善効果や記憶力低下を予防する効果が明確に証明されています。

 

また、人間のてんかんの患者さんに「ケトン食療法」という食事療法があり、ケトンを毎日摂取することでてんかんの頻度が減る効果が期待されています。そのため、中鎖脂肪酸を毎日摂取することで効果的にケトン体を体内に入れ、てんかん予防効果を発揮できるのかもしれません。

中鎖脂肪酸自体がてんかんを引き起こす脳のグルタミン酸受容体を抑えててんかんを抑制するとも考えられています。

 

 

 

てんかんに対する『ニューロケア』の効果

ピュリナの臨床研究で、てんかん持ちのワンちゃんに対して効果があるかの試験が行われました。その結果、

71%の犬で発作の頻度が減少したそうです。

約半数の犬が発作回数が半分以下になり、14%の犬では発作が起こらなくなったということですから、21頭という少数のデータながらも、てんかん発作のワンちゃんを飼っている方のお役に立てる商品になり得るのではないかと期待しております。

 

 

 

認知症に対する『ニューロケア』の効果

認知症のワンちゃんに対する研究も行われ、3ヶ月間の給与で認知症症状の改善も示唆されたそうです。

もともとワンちゃんの認知症には「EPA&DHA」が効果があると言われており、認知症用にEPA&DHAを含有したサプリメントも販売されております。

さらに、脳によいとされるアルギニンやビタミンBも強化されているので、脳の健康を保つ上で最上級の製品と言えます。

 

 

 

どうやったら買えるの?

これを読んで『ニューロケア』を購入したいと思われた方もたくさんいらっしゃるかと思います。

このピュリナの動物病院専売商品シリーズは、通常のインターネット販売では購入できない仕組みになっております。

購入したい方はまず動物病院にお問い合わせいただき、動物病院側が患者さん情報を登録して処方します。

(患者さん情報を登録してピュリナから案内が届くように、スマートフォンをお持ちの方は電話番号を、お持ちでない方はメールアドレスを教えていただく必要があります。)

 

届いたショートメールやE-mailから手続きを行えば、専用サイトからご自身の購入したいタイミングでいつでも購入できるようになります。

品物もご自宅に宅配で届きますので、動物病院に在庫を確認して取りに行く必要はありません。

 

糖尿病を併発しているワンちゃんへは与えない方が良いと思われますが、てんかんや認知症でお困りのワンちゃんの飼い主さんにはぜひ使っていただきたいと思います。

フードサンプルの小袋もご用意できますので、ぜひ一度お問い合わせくださいね!

 

フィラリア予防

2020年03月01日 (日)

こんにちは😄
動物看護師の深町です♪(´▽`)

3月になりましたね🌸
今年の冬は暖かい日が多かったような気がします。
このまま暖かくなると例年よりも早く蚊が飛び始めるかもしれません>﹏<

\フィラリア予防しなきゃだね!/

蚊が飛び始めてから一か月経つまでにフィラリアの検査をしてお薬をスタートできるようにしましょう👍

\蚊が出てきてすぐじゃなくていいのー?/

なぜ一か月の猶予があるのか?

詳しくはこちらをご覧ください😁
イヌネコフェレットのフィラリアについて〇

ダニ予防をしっかりと

2020年02月27日 (木)

こんにちは!

田中です。

 

先日、今年一番寒い日に、ハウステンボスに遊びに行ってきました😄

 

 

ハウステンボスの近くにはよく行くのですが、中のイルミネーションを見たことがなかったので、すごく感動しましたよ🤩

 

 

 

 

朝一はすごく寒かったのですが、夜は風もなくなり、ゆっくり楽しめました🤩

 

 

さて本題です。

最近は、新型コロナウイルスの話題でいっぱいですね。

(そんな中、人がいっぱいの観光地に行ってました💦)

感染者数が日に日に増えていますが、皆さん予防は徹底されてますか?

外から帰ったら手洗いを念入りにすること、十分な睡眠、バランスの良い食事などが大切なようです。

怖い病気です。きちんとした予防を徹底しましょう!

 

怖い病気といったら、SFTS(重症熱性血小板減少症)もですよ☝

2013年頃にニュースなどで話題だった、ダニ媒介の病気です。

最近はあまり話題になってないですが、毎年感染者や感染動物はいるようです。

特に猫での感染数が多く、致死率も高いようです。

もちろん犬や人にも感染し、重篤化したら亡くなることもあります。

冬場でも感染することはあるので、しっかりと予防しましょう!

 

食べちゃダメ🙅‍♂️~おもちゃなど~

2020年02月24日 (月)

こんにちは😊
動物看護師の深町です(❁´◡`❁)

前回までは中毒症状が出るものを紹介していました。
前回までに紹介したもの以外にも中毒症状を引き起こすものは多くあります。
今回は物理的に消化器に影響を与えるものでよく聞くものをご紹介いたします。

\今日が最終回みたいだよー!/

目次
・チョコレート🐶(🐱)
ネギ類🐶🐱
キシリトール🐶
ブドウ🐶
ユリ🐱
物理的に消化器に影響を与えるもの🐶🐱←今回はコレ!

◎物理的に消化器に影響を与えるもの◎
異物の形状や素材によっては消化管の通過障害等を引き起こします。
多くは嘔吐、食欲不振、腹痛などの症状が出ます。

・糸やひも状のもの

太いひもだけでなく細い糸やちぎられ紐状になったもの等も危険です。
紐状のものは塊になって詰まってしまうだけでなく、腸管を締め付けてしまい穴が開いたり、血行不良で壊死してしまうこともあり非常に危険です。
なかには誤飲したひも状のものが舌下に絡まっていることのあります。
おしりから食べてしまった紐状のものが出てくることがありますがどこで詰まっているかわからないので絶対に引っ張らないでください。
お尻から出た紐が何かに引っかかりそうな時はハサミ等で出てる部分だけ切ってください。

・先のとがったもの

小さな画鋲や料理等に使ったいいにおいのする竹串や骨などを誤飲することが多いです。
尖った部分が胃や腸に穴を開けたり、粘膜を傷つけたりします。

・消化されないものや大きな塊のもの

食道、胃、腸で通過障害を引き起こします。
この画像のようなネズミのおもちゃの誤飲は多いです。
おもちゃや布類だけでなく、梅干しの種などの小さなものでも動物の大きさによっては詰まってしまいます。
また、消化できるものであっても十分に咀嚼せずに飲み込んでしまうと食道に詰まってしまうこともあります。

いずれの場合においても消化器粘膜を傷つけたり、詰まりやねじれを引き起こし命を落とす危険性があります。
このようなものを食べてしまった可能性がある場合は出来るだけ早く受診しましょう。

体の大きさによっては何も影響がなく便として排出されることもあります。
便が出た際は中身に誤飲したものが混ざっていないかなどの確認をすることも大切です。


今回で食べちゃダメシリーズは最終回です。
これまでに上げたもの以外にも危険な物や中毒性のある物は多くあります。
素早い処置が大切なので少しでも怪しければ病院に相談・受診しましょう。
その際はいつ、何を、どのくらいの量食べ、現在どのような状態なのかを伝えることが重要です。
来院時は食べたものの破片や同じものを持ってきていただけると良いと思います。

\飼い主さんが僕らを守ってね♡/

食べちゃだめ🙅~ユリ~

2020年02月06日 (木)

こんにちは(‘ω’)/
動物看護師の深町です🐾

今回は人の食べ物ではないですが、中毒性のある植物のユリについてお話します。

\どれが食べちゃダメな植物かなんてボクわからないよ…/

食欲旺盛のマイケル。
きっとそばにあったら食べちゃうかも💦
そうならないようにわたしたちが気を付けなければなりません。

では食べちゃダメ第5弾です!

目次
・チョコレート🐶(🐱)
ネギ類🐶🐱
キシリトール🐶
ブドウ🐶
ユリ🐱←今回はコレ!
物理的に消化器に影響を与えるもの🐶🐱

◎ユリ

対象動物:

原因物質:正確な原因ははっきりしていません。
死亡する可能性が高い中毒です。
ユリ科のものを摂取することにより中毒性の尿細管上皮障害になり、多尿・嘔吐を引き起こします。
それにより重度の脱水になり腎障害を引き起こします。

ユリの中でも特にユリ属のもの(*テッポウユリ、*オニユリ、*コオニユリ、*鹿の子百合、*キスゲ、カサブランカ、ヤマユリなど)は植物の一部(花びら、葉、茎、花粉など)を少量摂取したり、ユリが入っていた花瓶の水を舐めてもしても中毒を引き起こします。
(*は特に猛毒のもの)

症状:目に見える症状は12時間以内に発症することが多いです。
症状は嘔吐、食欲不振、沈うつ、多飲、多尿

初期症状→まず嘔吐が症状として出て、4~6時間ほどで一旦治まります。
嘔吐等の消化器症状が治まって、治ったように見えますが、体内では吸収された有害成分が腎臓を障害し続けています。

その後の症状→接種後24~96時間以内に腎不全を引き起こします。
最悪の場合完全に腎臓の機能が停止し、無尿症状を引き起こし死に至ります。
腎臓の機能が停止する前に処置することが大切になります。

ほんの少しでも接種した場合でも危険性が高いです。
ユリの近くをうろうろしていたりして少しでも疑惑があるのならすぐに病院に連れていきましょう。

また、ユリ以外にも中毒症状を引き起こす植物は多くあります。
お部屋に植物を置くときには事前に調べておくとよいと思います!

\ユリ、ダメ絶対!/

食べちゃダメ🙅‍♂️~ブドウ~

2020年01月22日 (水)

〇 おしらせ 〇

1/23(木)午前中のみの診察です。

急で申し訳ありませんが、1/28(火)にマンションの下水道の工事が行われます。
工事中は業務が困難になるため、終日休診とさせていただきます。

つきましては、副院長の前谷が西区・オークどうぶつ病院で出勤いたします。
遠方で申し訳ありませんが、御用の場合は西区オークどうぶつ病院にお越しください。

ご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞよろしくお願い致します。


こんにちは(^▽^)
動物看護師の深町です🐈
あっという間に1月も後半になりましたね!

\そろそろ雪降るかなー?☃/

それでは食べちゃだめシリーズ第4弾です!

目次
・チョコレート🐶(🐱)
ネギ類🐶🐱
キシリトール🐶
ブドウ🐶←今回はコレ!
ユリ🐱
物理的に消化器に影響を与えるもの🐶🐱

◎ブドウ

レーズン(干しブドウ)も同様

対象動物:

原因物質:なぜ中毒症状になるかは十分に解明されていません。
オクラトキシン、フラボノイド、タンニン、ポリフェノール、モノサッカライドなどが関連していると言われています。
また、中毒症状が出る摂取量も明確ではありません。
生のブドウよりもレーズンの方が中毒症状を示しやすいと言われています。

症状:
初期症状→摂取後24時間以内に嘔吐、食欲不振、傾眠、下痢を引き起こします。
その後の症状→摂取後48時間以降には腎層の組織が破壊され急性腎不全を引き起こすこともあります。
急性腎不全では上記の症状以外に脱水、無気力、意識低下、頻呼吸、乏尿(尿量が非常に少なくなる)、腹部痛などが引き起こされ、最悪の場合、死に至ることもあります。

ブドウの果汁が入ったジュースを少し飲んでしまっただけで中毒症状が出てしまったケースもあります。
このように十分に解明されていない中毒のため、1粒だから大丈夫と思わずに食べてしまった可能性がある場合は早めの受診をしましょう!

\飼い主さんが食べてて美味しそうに見えるけどガマンしなきゃだね!/