線虫類:回虫編

2013年10月07日 (月)

 回虫というのは寄生虫の中でも有名です。

馬回虫上:馬回虫 中:犬、猫回虫 下:ようじ

回虫卵2回虫卵

 回虫は犬と猫では感染経路が違います。

犬:乳汁感染、胎盤感染、経口感染

猫:乳汁感染、経口感染

 つまり、母犬や母猫に回虫がいれば必ずその仔は感染しています。糞便検査で虫卵がなくてもです・・・産卵期でないときや、♂虫の単性寄生の時はもちろん、虫卵は検出されません。   

で・す・の・で

 子犬や子猫は必ず虫下しをするのです。しかも、必ず2回が一セットです。なぜなら、虫卵の殻には薬が効かないので孵化する時を狙っての2回目の攻撃です。1回だけでは100%駆除できていません。

 成犬や成猫は毎月、フィラリア予防薬の中に回虫駆除の薬効が含まれている薬を投与すると一番安心です。

CIMG2230

 左は回虫(右:フィラリア)の拡大版です、

CIMG2702スニゲーターではありません。(参照:キン肉マン)

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模型:背骨と脊髄神経編

2013年10月07日 (月)

  骨を見ると説明しやすく、わかりやすいと考えています。

CIMG2239背骨と脊髄神経模型

DSC04839背骨と脊髄神経本物

上記は片側椎弓切除術(ヘミラミネクトミー)の写真です 

 どうです?わからないでしょ。

 獣医師側だけがわかっても、オーナー側がわからなければ信頼関係はうまくいきません。 

 模型は重要です。

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