急に腫れたオッパイ

2018年02月05日 (月)

という15歳のビーグル♀

避妊していないのが気がかり・・・

 

どれどれ~

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赤く腫れている

触っても痛みもはない、食欲OK

・・・、避妊手術していないし、急性の乳腺腫瘍で腫れた?

もしそうなら炎症性乳腺腫瘍・・・とてもよろしくない悪性の乳腺腫瘍かもしれない

その可能性がありますとお伝えし、超音波で中身を見て見ましょう、ということとなりました

 

中が充実したものなら腫瘍の可能性、高い

液体なら、中身が壊死しているかも

 

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超音波検査では中身は液状

で、持ってみて、

 

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穿刺してみますと、

 

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中身は膿っ

急性化膿性乳腺炎・・・

これなら抗生剤で治癒可能

 

抗生剤感受性の培養検査を実施し、最適な抗生剤を投与

 

まだ完全に腫瘍ではないとは言えませんが、膿はこれで解決

 

 

刺してみないとわからないもんです

 

 

 

 

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皮膚の壊死

2018年02月02日 (金)

2歳過ぎのハムスター君

全身薄毛です

以前アカラスに罹患していました

 

治ったはずが再発か??

皮膚の検査して試験的投薬開始しましたが・・・

 

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胸前が壊死

 

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口の周りも、

 

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グラボイスではありません

 

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全体にムクミもある

 

全身性の疾患、腫瘍?

循環障害でムクンで皮膚の擦過傷から壊死?

 

なかなか手ごわい病気の超高齢ハムスター君

 

まずは抗生剤デス

 

 

 

 

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 グラボイス

 

食欲がない

2018年02月01日 (木)

プレーリードッグ5歳の高齢です

まずは口を診ます

 

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暴れん坊です

見せなさいっ

 

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3本歯??

 

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歯が伸び過ぎて、口が閉じません

咀嚼不可能

 

これでは食べることは難しい

 

そこで~、切る

 

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恐ろしいほど長い歯

 

これで食べられるはず

 

 

 

 

 

 

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火災

2018年01月29日 (月)

水槽内の配線がショートして煙が充満

1匹は亡くなったそうです

 

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顔に覇気がありません

 

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四肢もダラ~んとして、力が入らないようです

おそらく一酸化炭素中毒

 

水槽やケージ内の配線には常に注意をしましょう

 

動物が咬んだり、経年劣化でショートします

 

今回は経年劣化のようです

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ホテルでお預かりする爬虫類、小鳥、小動物は特にヒーターの持ち込みが多いです

床ヒーターに、ひよこ電球に、遠赤外線ヒーターに・・・・・

コードだらけのオーナーさん、多数

ほどほどにしましょう、虚弱になっていきます

 

知人の動物病院では、入院の犬にヒーター入れて帰ったら

翌朝、入院室がボヤだった

ヒーターのコードをその犬が齧って、ボヤだったそうです

その犬が感電死や一酸化炭素中毒、火傷をしなくてよかったですが・・・

 

病院が燃えなくてよかったという話

 

 

 

 

 

 

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緊急往診

2018年01月27日 (土)

産気づいたので診に来て~~っ

という、鼻息の荒い電話がかかってきました

 

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もう生まれていましたし、立ちあがっています

乳も飲んでいます

胎盤もしっかり出ていました

 

することなし

 

初乳の出が悪いので、オキシトシン投与

乳のマッサージ

人工哺乳

 

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このセットで生き抜きましょう

 

とりあえずは人用哺乳瓶と人間の赤ちゃんミルクで飼育中

 

 

 

 

 

 

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お尻から出てます

2018年01月28日 (日)

という主訴

どれどれ~

 

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脱腸状態

表面にステロイド入り抗生剤軟膏を塗布して元に

その後、温水点滴液浣腸をして、反転しているであろう脱出物を元に

そして縫合

 

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1カ月はこのままでいきましょうね

産卵でいきんで、出てくることもあるのでレントゲン検査をしましたが(-)

 

もう一度、全身を確認すると

 

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なんか、甲羅から体がはみ出してな~い?

体だけ大きくなって甲羅が伴ってな~い?

 

食餌の栄養バランスや直接日光浴を指示しました

これはまた繰り返し、出てくる可能性があります

 

小さいな甲羅の中では、収納できないから出てきたのかもしれない・・・

 

 

 

 

 

 

 

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交配したかも ②

2018年01月26日 (金)

難産の緊急手術です

 

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子宮体が出てきました

獎膜面は出血しています ⇒ 引きちぎられそうになっている

 

このまま胎仔を取り出して蘇生開始

 

母親側は子宮を閉じて、腹腔洗浄して閉腹

 

 

仔は蘇生虚しくダメでした

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よく仔を見て見ますと、

①:前肢の長さと太さが違う

 

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子宮内で圧迫されていたにしても、違いすぎる

 

②:腹部と比較すると胸部が小さすぎる

 

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③:レントゲン写真の通り、頭の骨はグズグズで隙間が多数

 

 

近親交配のせいか?

奇形な仔でした

外観がそうであれば内臓系も何かあったかもしれません

 

 

 

 

今回の教訓

初発情では交配は避ける

近親交配は避ける

無事に出産するまで、いつ何時、難産になるかもしれないことを忘れない

定期的に、妊娠したら45日以降はレントゲン検査をする

 

 

 

 

 

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ハムスターの腫瘍 ②

2018年01月24日 (水)

何か見覚えのあるハムスター君、2歳、よぼよぼデス

手に腫瘍ができて、出血しているという

これまた聞いたことがある主訴

 

・・・・・・・!!!

 

2018年1月8日ブログ参照

 

また違うところにできたらしい

 

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今回は手首の内側にできている

 

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希望は焼烙という、積極的なオーナーです

 

無麻酔とはいえ、2歳というご高齢

 

短時間で終わらせます

 

30秒ほどで

 

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終了で成功

 

 

おそらく老齢性の乳頭腫という腫瘍

今後もできる可能性が大

 

そう毎回毎回、うまくいくとは限りませんyo

内心ドキドキしつつの処置でした

 

 

 

 

 

 

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蜜蝋

2018年01月23日 (火)

さて、秋にとりだしましたハチミツのカス=巣=蜜蝋

これを綺麗に取り出します

 

巣を鍋に入れて、火にかけます

 

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ゆっくりと溶かして液状にします

そこにお湯を入れて不純物を浮かしました

ハチの死骸やらなんやらをすくい出して、

紙パックに流し込む

 

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ゆっくり冷やしつつ、残りのお湯だけが固まらないので捨てると

 

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冷えてきました

紙パックを切ります

 

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ほらね、完成

 

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ハチミツの甘い香りが漂う、

でも甘味は皆無

 

さて、これで何作ろう

 

 

 

 

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交配したかも

2018年01月21日 (日)

妊娠したかもしれないという主訴デス

オッパイは張っており、膣が少し濡れている

明らかに妊娠中

初発情でしかも、父親との交配・・・

 

まずがレントゲン検査です

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妊娠しています、1頭だけ

1頭だと栄養が一人占めできるので、大きくなって難産になりやすい

今回はまだ骨盤腔より仔の頭は小さいのでOK

頭の骨はまだ薄いので6日後にレントゲン検査をお勧めしました

 

3日後、突然苦しそうにしているということで緊急来院

膣は変わらず少々濡れている

微熱がある

しかし、仔はまだ骨の形成からして、生む時期ではない

レントゲン検査です

 

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!!

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胎児が肩から出かかって産道につまっています

超音波検査では仔の心拍数は微弱

 

緊急に帝王切開です

 

 

 

 

 

 

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