尻が痒いわけではない
2018年01月03日 (水)
という主訴
でも其の辺がかゆいみたい、らしいとのこと
なかなか難しいことを話されます
しかし身体一般検査で
毛がこんがらがって、しかも太ってて見えにくいが
かきわけて、かきわけて、膣発見
その上は、赤い
ココが赤くただれて、肥厚している
膣の横は汚れが溜まっている
これでは痒いはず
診断:膣周辺の皺壁性皮膚炎襞
皺(しわ)が奥深く、入り込んで被れている皮膚炎
原因は超肥満なので、その皺の奥に汚れが溜まり、かぶれるからです
かゆみ止めの処方をしますが、根本は痩せねば治りませんyo
尻が痒いわけではない・・・よく見ています、飼い主さんは
From Oq
ありがとうございました
2017年12月31日 (日)
2017年も、もうそろそろお開きです
この一年ご迷惑をおかけしたかもしれませんが、ありがとうございました
来年2018年は技術だけではなく、更に親切、丁寧に熱い仕事を心がけていくよう精進します
さて、
30日には大掃除して、〆縄もしたし、
鏡餅もセット
吉乃家のお餅です
患者さんのお店です
これで2018年もお迎えできる
ところで、このウラジロですが
裏の白い方を上向きにして飾るそうです
要は、反対に飾るらしいのです
へぇ~
もうひとつ、このウラジロやユズリハは草食動物に与えてはいけません
ウラジロでは牛は出血性膀胱炎や膀胱がん、馬はチアミン欠乏症、ユズリハでは牛のユズリハ中毒があります
へぇ~へぇ~
いろいろ間違ってたらごめんなさい
From Oq
今年1年このブログをお読みいただきまして、ありがとうございました。
病気のことを中心に書くようにしていましたが、
なかなかインパクトのある、一般の方にもわかりやすい写真がなかなか難しい・・・。
そこで、全く関係ない神社、散歩、木こり、ハチ、イノシシなどをお伝えしていましたが、
これが “ 結構良い ” とお声をかけていただくようになり、診察中も質問されることも多々ありました。
また、” グロい写真が怖い ” とのお叱りも・・・。
なにはともあれ
来年、2018年もオークどうぶつ病院を
何卒よろしくお願い致します
スタッフ一同
ッと言う主訴の猫ちゃんです
普通の猫ちゃんですが、
万歳すると、
脱毛と言うより、抜毛
皮膚はとてもきれいなピンク色です
あっ、でも掻きむしりの跡が、
ほんの一部に
以前の血液検査では、好酸球性皮膚炎でした
その時は掻きむしりの跡がひどかったが、今回はほんの少々
精神的な、過剰な舐性皮膚炎の可能性も否めない
とりあえず前回同様、好酸球性皮膚炎の治療薬Depo(20mg/head)投与
この薬で必ず痒みなら止まります、100%止まります
止まらないなら、精神的な、過剰な舐性皮膚炎の可能性で、クロミプラミン(抗うつ剤)投与です
もしかしたらこの二つの病気の可能性もある
ホンに簡単にはいかない猫の脱毛、抜毛です
From Oq
風乾後には
アルコール漬け
標本作りの基本
①ホルマリンに数日~
②その後、水洗し50%アルコールに数日~漬け
③その後、70%、90%アルコールに各々数日づつ漬け
④無水アルコールに数日~漬け
⑤包埋してミクロトームで薄切して染色してプレパラート作り終了
普通は①で終了ですが、色合いが落ちるかも、なので②までしています
③④までは、なんせそのアルコールが高価っ・・・断念
⑤は顕微鏡までの標本作りなので今回は無関係
マニアックな話です
とにかく、これで永久標本ができるはずなんです
From Oq
あれから3カ月( 参照:2017年9月2日 大人の標本 )
ホルマリンが組織にいきわたって、
浸かってます、3か月
もうこれで腐敗することは絶対にない
取り出しまして、水洗いをする
そして風乾を1日する
ちなみに3匹ともすべて♀
見てわかりますよね
下半身(?)横のトゲトゲが後半短いですよね
それが♀
そこが長いのが♂
へぇ~へぇ~
From Oq
間違ってたら、ごめんなさい